マンション情報収集の術を知る(1)
情報収集には2つのアプローチがあります
マンション情報収集する方法のひとつである、マンションパンフレットの入手。
能動的アプローチだけでは、忙しいときなど、つい情報収集がおろそかになってしまう恐れがあります。かといって待っているだけでは、漏れが生じる可能性が大です。
2つのアプローチを組み合わせることで的確な情報収集の仕組みを構築していく必要がります。
住宅・不動産ポータルサイトは情報の取りこぼしが少ない
能動的アプローチの代表は、インターネットによる検索です。マンション名や地域名でキーワード検索すれば、それに該当する情報がいくつもヒットしてきます。そのなかで、とりこぼしなく新築マンションの情報を入手するなら、スーモとかホームズといった住宅・不動産のポータルサイトを利用することが有効な手段です。こうしたポータルサイトは物件の規模、販売する会社の規模にかかわらず、網羅性が高いのです。
というのは、ポータルサイトで情報を公開するには、不動産会社は広告料金を払う必要があるわけですが、最近の広告の課金形式は、反響課金・問合せ課金というものが主流です。ユーザーからのメール・電話の問合せ数に応じて課金するので、反響がない場合は課金されません。
また、1件あたりの反響課金も新聞・雑誌の広告とはケタ違いに安いので、広告予算の少ない小規模マンションや中小不動産会社でも気軽に参画できるからなのです。
ただし、誰よりも早く情報を入手するには、ポータルサイトは十分な情報源ではありません。マンションの販売情報は原則広告です。そして広告を打つには、不動産会社が自治体にマンション建設の詳細を示して建築の許可を申請し、審査が通らなければできないことになっているのです。
つまり、マンション建設の着工の目処が建つまでは、私たちはインターネットでマンションの情報を知ることができないのです。では、能動的なアプローチで、誰よりも早く情報を入手する方法は他にないのでしょうか。
積極的に入手する能動的なアプローチは……次のページ