骨盤底筋とは? 縁の下の力持ち
骨盤底筋とは
女性の体にとって、まさに縁の下の力持ち的存在である、骨盤底筋(骨盤の底の部分にある筋肉の総称なので「骨盤底筋群」ということも)。この骨盤底筋は、どんな役割がある筋肉なのでしょう? 名前の通り「骨盤」の「底」にある、この「筋」肉。骨盤と言うデリケートな部分だけに、なかなか注目されることのなかったこのエリアのヒミツを明らかにしていきましょう!
骨盤は実は骨の集合体
骨盤はいくつもの骨の集合体!
そして、もうひとつ注目して頂きたいのは骨盤のカタチ。
真ん中に穴が開いていますよね。これこそが骨盤底筋の役割に深くかかわっているのです。
強さと柔らかさをカバーする骨盤底筋
ハンモックのような「骨盤底筋」
内臓が下に落ちないように支える「強さ」と、排せつや出産の際に広げる「柔らかさ」を同時にカバーする必要があります。
ここで登場するのが骨盤底筋。ハンモックのように内臓を支えつつ、細かな筋肉を多様に何層にも重ねることで繊細な動きを可能にしたのですね。
骨盤底筋群は大きく2つに分けられる
骨盤底筋は二重構造
肛門に比べて出産の為に柔らかさを保たなければならない女性の尿生殖隔膜は、骨盤隔膜と共に2階建て構造で、内臓を支えているのが分かりますね。
骨盤の「上から」、「下から」骨盤の内部を覗いてみましょう
しっかりと大きな筋肉に囲まれた後ろ側(肛門周辺)に比べて、頼りないのが前側(尿道側)。だからこそ、このエリアのトレーニングが必要になってくるのですね!でも、ココで勘違いしてはいけないのは骨盤底筋を鍛えて「強く」するわけではないということ。常日頃、内臓の重みに耐えて頑張っている骨盤底筋。必要なのは頑張りすぎない程度の引き締めと、リラックス。
横になっている時などは、内臓の重みから解放される絶好のチャンス。寝た姿勢で行うピラティスなどのボディワークが骨盤底筋の意識付けに効果的なのもうなずけますね!
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