美ボディになるダイエットって?
抗糖化ダイエット
肥満だけではなく、糖質はアンチエイジングの大敵です。私たちは知らず知らずのうちに、必要以上の糖分を摂取しています。余分に摂取してしまった糖分は、体内の古いタンパク質と結合してAGEsという老化促進する劣化タンパク質に変わります。これを「糖化」と呼びます。糖化によってできたAGEsは分解されにくく、体内のあちこちで蓄積されます。肌のハリの低下やどろどろ血液、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の原因にもなってしまいます。
美ボディダイエットは、まずは糖質制限をして糖化を防ぐ=抗糖化を目指すことから始まります。
抗糖化ダイエットは、とっても簡単。無理なカロリー制限は一切しないかわりに、ケーキなどのデザートはもちろん、お米やパン、パスタなどの炭水化物、すなわち糖質を避けるようにします。もちろん、全く食べないというのはNG。糖分は、身体を動かす重要なエネルギー源なので、糖分摂取量が低下しすぎて血糖値が下がると、フラフラしたり疲れやすくなります。また、極端に糖分の量を減らしてしまうと、我慢したその次の食事を摂ったときに急激に血糖値が上昇し、脂肪をためこみやすくなってしまいます。血糖値が急激に上がったり下がったりすることは、脂肪蓄積の原因になってしまうからです。
それに、米やパンなどの主食を我慢し続けることは、結構ストレス。主食の量を簡単に減らすために、食べ方を工夫してみてください。食事を摂る時の食べる順番を、いつもの順番と少し変えてみることで、簡単にダイエットできます。いきなり主食に手を伸ばすのではなく、まずは野菜から。豊富な食物繊維をまず摂取することで、糖質の吸収を抑えてくれます。それから、大豆や豆腐などの植物性タンパク質を食べて、その次に肉や魚などの動物性タンパク質を。主食のごはんは一番後回しにしてみてください。
抗糖化ダイエットは「糖質制限」ですが、「主食を減らそう!」としながら食事に臨むと、どうしてもストレスをためてしまいがち。食べ順を変えるこのテクニックは、実は、無理なくノンストレスに食べ順を変えて糖質=炭水化物の摂取量を減らすことができる秘訣です。一度試してみると、その理由はすぐにわかります。いつもの食事の食べ方を変えて、「野菜→肉→米」の順番で食べてください。コツは「懐石食い」すること。どういうことかというと、ちょこちょこいろんなおかずに手を伸ばすのではなく、「野菜を食べ終わるまで肉は食べない」と、一品ずつ食べ切りながら次の食材に進むこと。
やってみた方はわかること思いますが、これ、最後の主食まで完食するのは結構難しいんです。おかずが全部なくなってしまった状態で(もちろん、お漬物も「野菜」なので、このダイエットではお漬物は最初に食べてしまいます)白いごはんだけ食べ切るのは結構キツいですし、それ以前に、ごはんにたどり着く前にまあまあおなかがいっぱいになってしまいます。多くの女性であれば、いつも食べるお米の量の半分程度でギブアップしてしまうことでしょう。
仕事などで、なかなか野菜を摂りにくいという人は、食物繊維系のサプリメントを食前に飲むと同等の効果が得られます。お米を食べない分、肉や魚は我慢しなくてもいいのがこのダイエットの特徴。さらに一歩進んだビューティーを目指したい方は、動物性たんぱく質は、肉よりも魚を多めに摂るようにしてみてください。魚の油には、血行を促進してクスミやムクミを改善したり、悪玉コレステロールを低下させて生活習慣病を予防する効果があります。美容に気を遣うモデルさんたちは、魚の油のサプリメントを愛用している人が大勢いるほどです。