鶏肉のココナッツミルクスープのレシピ……体の芯から温まる
鶏肉のココナッツミルクスープは、トムヤムクンよりも辛さが控えめ。さわやかな酸味と、ココナッツミルクの甘みが心地よいスープです。屋台では、トマトやキャベツが入っていることもありますが、今回ご紹介するのはシンプルタイプ。本来は料理名にも入っている「カー」という生姜に似たタイハーブがポイントでもあるのですが、作りやすいように日本の生姜で代用しています。体の芯から温まるので、エスニックが似合う夏だけでなく、冬のスープにもおすすめです。
鶏肉のココナッツミルクスープの材料(4人分)
鶏肉のココナッツミルクスープの作り方・手順
鶏肉のココナッツミルクスープの作り方
1:材料を揃える
鶏肉は、使う部位によっては一口大に切る。マッシュルームは厚めにスライス。レモングラスは根の部分を包丁の腹でつぶし斜め5cmくらいに切る。生姜はスライスする。
今回、鶏肉は手羽元を使いましたが、手羽先、もも肉、胸肉などお好みの部位で。レモングラスは、生のものを使用しましたが、ミョウガで代用してもいいでしょう。S&Bの生ハーブシリーズのレモングラス(葉の部分)が、大手スーパーで売っています。乾燥レモングラス、乾燥のバイマックルー(こぶみかんの葉、カフィアライム)。乾燥のカー(タイハーブ)は、カルディ等で乾燥のものが入手できます。2:鶏肉を煮る
鍋にココナッツミルク、レモングラス、生姜、唐辛子を加えて温め、鶏肉を加える。
唐辛子は鷹の爪を使ってもよいでしょう。ココナッツミルクはグツグツ沸騰させないように気を付けてください。3:マッシュルームを加えて味をととのえる
鶏肉に火が通ってきたら、水、マッシュルームを加えます。マッシュルームが煮えたら、葉脈をとったバイマックルーを加え、ナンプラーとライム果汁で味をととのえる。
マッシュルームではなく、エリンギなどでもOK。ライム果汁でなはく、レモンでもいいです。ナンプラーは、古くなると塩分が強くなってくるので、いつ開封したかわからない……というものを使う場合は、味をみて、量を少なめに調節して下さい。ガイドのワンポイントアドバイス
ハーブを揃えるのが面倒な場合、レモングラスとバイマックルーを抜いた「生姜、ココナッツミルク、レモン汁、ナンプラー」だけでも、それなりにおいしいココナッツミルクスープが作れますので、ぜひ試してみて下さい。ちなみに完成写真では、パクチーの葉を飾っています。タイ語で「パクチーを飾る(パクチーローイナー)」というのは、「表面をとりつくろう」という意味なんですよ。パクチーを飾るだけで、ぐっとおいしそうな度合いもアップするので、家庭菜園でパクチーを育てている人は、ちぎって飾ってみて下さいね。また、彩りにチリインオイルの油の部分を最後にたらしてもきれいですよ。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。