お点前を鑑賞し、お茶の話に耳を傾ける時間
有料で参加できる茶会もあり、解説をききながら鑑賞できる韓国のお点前は、靴を脱いで参加者も正座です。どの茶会でも、茶人の手元を追う参加者の好奇心旺盛な眼差しが印象的でした。茶遊サロンのブースでは、キノコのような形をしたプーアル茶「宝えん牌班禅緊茶」を用い、丁寧に淹れてくれます。茶芸だけでなく、珍しいお茶そのものにも関心を持った参加者は、すっかり腰を落ち着けて解説に耳を傾けています。
留香茶芸のお点前は、茶杯の洗い方が特徴的。茶盤の上にある6つの茶杯のうち、2つの茶杯をピンポン玉のように合わせて、お湯の入った2つの茶杯に入れてカチャカチャと回します。この音は不思議と癒される響きです。
台湾の登録商標を取得している「霧蔵」を扱うフィーリングジャパンでは、華やかなテーブルで無農薬の凍頂烏龍茶をいただくことができます。伝統の味と香りを維持した正宗凍頂烏龍茶は、どなたにも飲みやすいティーバッグタイプで個包装に仕上げられています。
好茶工房では、美味しさを引き出す茶芸が披露されている他、選びやすいようセットになった茶器や、少量ずつ購入できる茶葉も販売しています。無料で試飲できるお茶もあるので、好きなお茶との出会いをサポートしてくれるキューピッド的存在です。
そして、主催者である岩茶房のブースでは、試飲して飲み比べるとはっきり分かる岩茶の違いを体感し、お気に入りのお茶と出会えたらその場で購入することができます。こちらのブースに限らず、来場者は試飲して自分がピンときたお茶を手にとるので、あまり迷いがありません。講演時間には、左能氏による岩茶の話に耳を傾けながら、お茶に陶酔するひとときを満喫しています。