プレゼンテーション/効果的なプレゼンテーション

10分間のプレゼンテーションを作ろう!自分の代表作を作る理由3選

本日のご提案は「自分の代表作になるような、一世一代の10分間プレゼンテーションを作ろう」というものです。たとえば、経営者ならば自分の会社について。営業マンならば自社の主力商品について。時間をかけてでも、代表作をつくることには大きなメリットがあります。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

10分間のプレゼンテーションで、代表作を作る!その理由3つも解説

10分間のプレゼンで代表作を作る

10分間のプレゼンテーションをつくろう

歌手でも役者さんでも、代表作を持っている方は強いものです。松崎しげるさんといえば、愛のメモリー。武田鉄矢さんといえば、金八先生。ジョージ・ルーカスといえば、スターウォーズ。

あなたは、自分にも代表作が欲しいとは思いませんか? 私は思います。ただ、残念ながらアーティストではない私には、歌やドラマや映画で代表作を持つことはできません。あなたも、おそらく同様でしょう。でも、プレゼンテーションならば、一般ビジネスパーソンである私たちにも、代表作をつくることは可能です。

本日のご提案は「自分の代表作になるような、一世一代の10分間プレゼンテーションをつくろう」というものです。たとえば、経営者ならば自分の会社について。たとえば、営業マンならば自社の主力商品について、10分間の最高のショーをつくりあげる。時間をかけてでも、代表作をつくることには大きなメリットがあります。

私があなたに代表作としての10分間プレゼンテーションを作るようにご提案するのは、いくつかの理由があります。早速ご紹介しましょう。
 
<目次>
 

理由1:プレゼンで自分のテーマについて掘り下げて考える機会になる

単に10分話すのではありません。代表作をつくるつもりで、プレゼンテーションを練り上げるわけです。だから、その語るべきテーマについて、あらためてしっかりと考える機会になります。なにしろ、代表作。気合いの入り方が違います。

たとえば、あなたが一世一代のプレゼンを、たったひとつだけ作るとしたら、どんなテーマを選びますか? あなたは、すぐに選べたかもしれないし、選べなかったかもしれません。選べなかったとしたら、それを選ぶプロセスのなかで、色々と考えるのではないでしょうか?
 

理由2:代表作プレゼンを作ることから、言葉の密度が高くなる

プレゼンの時間は10分間。人前で話した経験が少ない方にとってみれば、10分という時間は長く聞こえるかもしれません。でも実際は逆。やってみると、10分はあまりにも短い。なにしろ、代表作に選ぶほどのテーマです。語るべきことはたくさんある。だから、その溢れるほどのコンテンツのなかから、600秒だけ話す内容を選ぶのは至難の業です。

つまり、プレゼンのコンテンツづくりは、切り捨てるプロセスだということ。自分にとって語ることがたくさんあったとして、そのどれが重要で、どれが優先順位2位以下なのか? それを見定める過程を通じて、メッセージ研ぎ澄まされていくわけです。
 

理由3:代表作プレゼンを作ることで、いつでも即興で語れるネタに!

一旦つくりあげた言葉は、あなたの資産になるのです。だから、10分間プレゼンのために研ぎ澄ました言葉は、30分で語る際も、60分で語る際も活用できます。インタラクティブに話す際も、同様に使えます。
 

代表作プレゼンをつくる理由(番外編):動画にしたり、原稿にしたりして公開できる

つくりあげたプレゼンテーションをたとえば動画で撮影してYoutubeにアップすることもできるでしょう。文章に書き落として、ホームページやブログにアップすることもできます。そうすることで、対面でのプレゼンだけでなく、多くの場面で関係者に聞いてもらうことができます。

ひとつの事例ですが、ある経営者は自分が事業をおこなう理由・ミッションを10分間プレゼンテーションにまとめ、それを原稿に落としてブログに書き込みました。すると、なんと1日でFacebookで200シェアされたとのこと。心を込めたプレゼンテーションが、人の心を打った典型的な事例でしょう。
 

番外編:代表作プレゼンを動画にしたり、原稿にしたりして公開できる

私は、様々なかたちで10分間プレゼンづくりのサポートをしてきました。コンテンツを引き出すお手伝いもしてきたし、一旦作ったものをブラッシュアップすることもサポートしてきました。そのなかで感じるのは、とりあえずチャッチャとつくったほうが早いということ。練り直しはいくらでもできるのですから。

あなたも、代表作になる10分間プレゼン、つくってみませんか?

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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