タモリ氏の弔辞は、なぜ人の心を打ち、これほどまでに噂になったのか?
先日、天才バカボンやおそ松くんの作者として有名な赤塚不二夫氏がお亡くなりになり、タモリ氏が弔辞を読まれました。この弔辞の内容が非常に心を打つとして、話題になったのですがご存知でしょうか?

こちらのサイトにその全文が載っていますので、リンクさせていただきます。まずはじっくりと噛みしめてご覧ください。

思いを伝える難しさ

私もその内容を聞き、強く心を打たれるものがありました。タモリ氏が故赤塚さんに寄せていた絶大な感謝と、親子のごとき信頼が感じられたのが、その大きな要因です。そして同時に感じたのが「自分がもし大切な人を失ったときに、タモリ氏がやったようにうまく、故人に対して自分の思いを伝えられるだろうか?」ということです。

思いは持っていれば伝わるというものではありません。たとえ強い感謝を持っていようと、厚い信頼を感じていようと、なかなかそれが伝えられない人は確実に存在します。いえ、多かれ少なかれ、みんな伝えられないもどかしさを感じているのではないでしょうか。当然、私もその一人です(故人に対してばかりではないですが)。

テクではなくマインドを学ぶ

この弔辞の文は、心を打つプレゼンを考える上でとても参考になるのは確かです。しかし私は、弔辞の文をテクニック的に分析することを粋(いき)だとは思わないので、今回の記事でそういうことはやりません。

ただ、自分が大切な人に向けて最後のメッセージを送るような日が来たとしたら、またこの文を読み直して参考にするでしょう。「自分は、どうやればこの思いが、目減りすることなく100%伝わるのか?」と考えながら。

次のページでは、タモリ氏が弔辞に潜ませたある仕掛けについてです。