泣けるプレゼンのこつとは? |
前回の記事のなかで「情報伝達にとどまらないプレゼンテーション=2つ上のプレゼン」の定義についてお話ししましたが、まさにこれにあたるのが、心に響く『感動のプレゼン』です。
でも、感動のプレゼンって難しいですよね。どうやれば、聞き手が感動してくれるのかがわからない。私も色々なシーンでチャレンジして、何度もスベってきました。
うまく感動を与えられないという試行錯誤の中、トライアンドエラーを繰り返し、また様々な講演家の話を聞きながら研究するなかで、少しずつそのコツのようなものを見出していきました。
そこで今回は、私自身が気をつけている、たったひとつのコツについてお話したいと思います。
複数の感情に訴えろ!
まず結論を言ってしまうと『複数の感情に訴えろ!』ということです。泣ける話をするならば、泣ける話の前にあえてクスッと笑える話をする。スカッと爽快になる話の直前には、あえて心がモヤモヤする話をもってくる。そのギャップがより心を動かしてくれると、僕は感じています。アニメでいえば「One Piece」や「銀魂」などは、笑えるシーンと泣かせるシーンの両方を織り交ぜながら話が進んでいきますよね。以前「銀魂」の作者さんが「笑えるシーンは泣けるシーンを引き立てるために、泣けるシーンは笑えるシーンを盛り上げるために書いている」といった旨のコメントをしているのを聞いたことがあります。それを聞いて、なるほどと思いました。