アンチエイジング/アンチエイジングなライフスタイル

セックスレスから考える心と体の老化と健康(3ページ目)

日本人のセックスレス化は「子供を作らない」「結婚しない」男女を増やし、少子化や未婚率の上昇にも影響していると考えられます。20~30代の男女であればセックスに関心を持ち、セックスを楽しむのは自然なことですから、セックスレスには心と体の老化や健康上の問題が隠れているのかもしれません。セックスレスとエイジングについて一緒に考えてみましょう。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

セックスがいい眠りといい関係を築く

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不眠がセックスレスの原因?

セックスには美肌効果や若返り効果は認められていませんが、いくつかの健康効果や健康との関係が認められています。 たとえば「眠り」について。快眠できていないカップルは、2人の関係が良好でないことが報告されています(SLEEP 2009)。眠りを見直すことでセックスレスが改善できるかもしれませんね。

肥満は性機能を低下

フランスの研究では肥満女性は正常体重の女性に比べて不妊が多く、肥満男性は勃起不全(ED)と性感染症が多いことが1万2364人を対象にした調査で明らかになっています。

セックスはストレスを緩和

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セックスとストレスの関係は?

イギリスの研究では、ノーマルなセックスをする人は、セックスをしなかったり、アブノーマルなセックスをする人よりも血圧が安定してストレスが少なく、性的な満足感、幸福感、パートナーとの信頼感が高いことが明らかになりました(JOurnal of Biological Psychology,2006 Feb;71(2):214-22)。

セックスが心臓や血管を丈夫にする

英国人男性914人を20年間追跡調査した結果、セックスの頻度が週に1~2回の男性は、月に1回未満の男性よりも脳卒中や冠動脈疾患になりにくいことが明らかになりました(Journal of Sexual Medicine,2012+9(4):1048)。

人はなぜセックスをするのか?

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セックスをする理由に男女差はない!

人がセックスをする理由について研究した結果、女性は1位「相手に魅了されたから」、2位「肉体的欲望を満たすため」、3位「気持ちいいから」でした。男性は1位「相手に魅了されたから」、2位「気持ちいいから」、3位「肉体的欲望を満たすため」。男女ともにセックスする理由に違いはないようです(Archives of Sex Behavier 2007, 36:477-507)。

日本人はセックス頻度、満足度共に世界最低

日本人は世界の中でも、セックスの頻度も最低レベルで、セックスの満足度も最低レベルです。セックスについてタブー視しすぎたり、セックスのことは考えてはいけない、言ってはいけないなどという固定観念がセックスレスやセックスへの無関心を引き起こしているのかもしれません。

セックスへの関心は若さと健康のバロメーター

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セックスは若さと健康のリトマス紙

けれども一方でセックスへの欲望は、健康な男女にとっての正常な反応であり、健康と若さのバロメーターであることも無視せずに、ご自分のセックスと健康、老化についてときどき、その変化を自覚してみることも大切なアンチエイジング法のひとつです。




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※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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