連続摂取は肝臓に負担……精油・アロマオイルのローテーションとは
精油をしっかりと生活に取り入れて活用する場合は、ローテーションして使うことを心がけましょう
メディカルケアをする際は、香りを楽しむよりも精油をこまめにたくさん使用する可能性が高くなります。そういった場合日必要な知識が「精油の代謝のメカニズム」です。
精油は、物質的特徴なとして、体に摂り入れた場合、「薬と同じような代謝をする物質」となります。よって肝臓に蓄積しないような使い方を心がける必要があります。※体に摂取する方法とは、ディフューザーなどで香りを嗅ぐことやトリートメントとあらゆる方法すべて、精油を体に摂り入れていることと考えられます。
例えば風邪をひいて薬を頂きます。ドクターの指示通り、1日3回3~5日間連続で服用するケースがほとんどだと思います。そして、それ以上服用する必要がある場合は、同じ効果がある別の薬が処方されることが多いはずです。
これはドクターの判断や服用する方の健康状態によって様々だと思いますが、同じ薬は長期間連続服用すると肝臓に蓄積して薬物アレルギーの原因にもなってしまうので、肝臓を守るためにこのような方法をする理由が含まれています。
薬や精油は「脂溶性物質」であり、連続摂取すると肝臓に負担をかけてしまいます。よって、精油も同じものを長く使いすぎると肝臓に負担となり、蓄積して分解しきれなくなった場合はアレルギーを引き起こします。
ただし、精油の使い方は薬の服用とは量が違うので、薬の服用と同様にしなければと神経質になる必要はありません。ディフューザーで香りを楽しむことは、人それぞれ頻度も違いますので、ケースバイケースです。
しかしながら、「薬と同じ代謝をする物質」ですから、そこを意識して使用する必要があることは理解いただけるでしょう。
こういった理由から、ガイドが講習を行う際は、精油の使用上の注意点として、「精油はローテーションして使用すること」をおすすめしています。
精油のローテーションの方法について
精油は物質的特徴として薬と同じ代謝経路をたどります
肝臓は、「1週間~10日その物質を摂り入れないことで浄化される」という特徴を持っています。よって、その特徴を活かして、「1週間ほど毎日使った精油は、必ず1週間お休みをする。その間、同じ効果の精油が必要な場合は、同じような効果を持つ別の植物の精油を代用すること」が、精油のローテーションの方法です。
「最低1週間はその物質から肝臓を離すことで、肝臓を浄化をさせてまた使い始めること」を意識することが大切です。
これを少しでも意識していただくと、毎日同じ精油で香りを楽しんでいても、ずっと使い続けることは注意するようになりますし、1つ作ったマッサージオイルを使ったら、次は別のレシピの精油でマッサージオイルを作ろうと考えるようになって頂けると思います。
1日、2日精油を使い、次の1日、2日別の精油を使って、また最初に使った精油に戻るという使い方もNGです。「肝臓を1週間以上その物質から離すことで浄化させること」にはならないからです。
こちらの「精油のローテーションについて」は、ガイドがセラピストとしての経験上、独自の考えでおすすめしている使い方です。使い方に際してご不明な点がある場合は、必ず身近なアロマテラピーの専門家に必ずご相談頂くことをおすすめいたします。
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