チョコレートパン? でも辛い!
メキシコに行くと、“モレ”と呼ばれるチョコレートと唐辛子のソースを添えた料理があります。それにヒントを得たのが、このパンです。チョコレートを増やせば、よりおやつっぽくなるし、お肉系の具のサンドイッチや、トーストしてワインのお供にしても。形はかたつむり型。生地を細長くして、くるくる巻くだけの簡単成形です。チョコレートをかければ、見映えもして、ギフトにもできそうです。食べる人の驚きの表情が楽しみ!
チリチョコレートパンの材料(直径約20センチ1個分)
チリチョコレートパンの作り方・手順
チリチョコレートパン
1:
唐辛子は種をとって、細かく刻む。チョコレートは粗く刻む。
2:
水にインスタントドライイーストをふり入れ、1~2分おいてから、よく混ぜ溶かす。
3:
ボウルに強力粉、ココアパウダー、唐辛子、シナモン、塩を加える。ココアパウダーは、茶漉しなどでふるい、ダマがないようにする。ホイッパーで全体をよく混ぜる。
好みで、シナモンを抜いてもいいでしょう。4:
刻んだチョコレートも加え、よく混ぜる。
5:
2のイーストを溶かした水を加える。
6:
スプーンやゴムベラでざっくり混ぜたら、手でひとまとめにする。唐辛子が入っているので、あれば使い捨て手袋などを使うとよい。
7:
台に取り出してこねる。手前に折って、向こうに押し出す。90度回転させて、同じように折って、押し出してをくり返す。
ベタつかなければ、打ち粉はなるべくしないように!8:
15~20分ほどこねて、べたつきがなくなり、表面がなめらかになったら、生地を手のひらで押して平らにし、サラダ油をのせる。
9:
サラダ油を生地で包む。
10:
サラダ油が生地になじむように、ぐちゃぐちゃと握り、その後、7のようにこねたり、台に打ちつけたりして、なめらかな生地にする。
打ちつけると、油と生地がなじみやすいです。音が気になる場合は、ボウルに入れて、ひざの上に抱えながらバシバシとやりましょう。11:
10分ほどこねて、生地の端を指で押し広げると、膜ができるくらいにする。
12:
表面に張りがでるように、生地をつまんで裏で集め、ぴっちりつまみ留める。ボウルに入れて、濡らして固く絞った布巾をかけ、室温(25℃くらい)なら1時間、オーブンの発酵機能を使うなら30℃に設定して45分、発酵させる。
13:
指先でさわると、生地がふわっとやわらかくなったら、台に取り出す。
14:
手のひらで軽くつぶす。
15:
上から3分の1折って、指先でぴっちり接着。下3分の1も折り上げて、同様に接着する。
16:
半分に折って、手のひらの下のほうで、ぴっちり接着する。
17:
接着した部分を上にして、もう一度、はがれないようにつまみ留める。
18:
とじめを下にして置き、両手で転がして、長さ40センチくらいにする。
19:
とじめを上にして置き、一方の端を中心にして、生地を巻いていく。
20:
巻き終わったら、生地の端をぴっちりつまみ留め、はずれないようにする。
21:
オーブンシートを敷いた天板に、とじめが下になるように、ひっくり返して置く。
濡らして固く絞った布巾をかけ、室温(25℃くらい)なら45分、オーブンの発酵機能を使うなら30℃に設定して30分、発酵させる。
濡らして固く絞った布巾をかけ、室温(25℃くらい)なら45分、オーブンの発酵機能を使うなら30℃に設定して30分、発酵させる。
22:
生地がひと回り大きくなり、指先でさわると、ふわっとやわらかくなったら、190℃に温めたオーブンで20~25分焼く。
23:
裏にも焼き色がうっすらつき、少し固くなれば、オーブンから取り出して、冷ます。
ガイドのワンポイントアドバイス
ベリー系のジャム、ミルクジャムをのせて、朝食やおやつに。軽くトーストして、リエットやパテ、クリームチーズを塗れば、お酒のつまみになります。唐辛子の量は好みで加減してください。(パン制作/松野玲子 撮影・スタイリング/野口英世)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。