大判に焼いて、持ち寄りパーティにも!
失敗の少ないパンの代表として、私の教室でも初心者におすすめしているのがフォカッチャです。特に、じゃがいもを練り込んだ「ポテトフォカッチャ」は風味もよく、モチモチとした食感が簡単にできるので人気です。今回はポテトフォカッチャのアレンジ編。見た目も黄色になるかぼちゃを練り込みました。ベタベタな生地でこねにくいかもしれませんが、ある程度まとまればOK。発酵すれば、生地がしっかりします。
トッピングのオリーブオイルと塩は「ちょっと多いかな」と思うくらい多めにするのが、おいしさのポイントです。
かぼちゃのフォカッチャの材料(天板1枚分)
かぼちゃのフォカッチャ | |
フランスパン専用粉 | 400g |
---|---|
塩 | 8g |
砂糖 | 8g |
インスタントドライイースト | 8g |
水 | (ぬるま湯)240ml |
オリーブオイル | 大さじ2 |
かぼちゃ | (皮を除いて)100g |
エクストラバージンオリーブオイル | 適宜 |
天板は27×27センチのものを使用。 |
かぼちゃのフォカッチャの作り方・手順
かぼちゃのフォカッチャ
1:

かぼちゃは小さく切り、やわらかくなるまで電子レンジにかける。フォークでつぶし、冷ましておく。
2:

大きいボウルにフランスパン専用粉、塩、砂糖を入れ、スプーンなどでよく混ぜる。ぬるま湯にインスタントドライイーストを振り入れ、しばらくおいてからよく混ぜて溶かしておく。
3:

粉のボウルにイースト水を加え、さらにオリーブオイルも加えて、粉けがなくなるまでスプーンでざっくり混ぜる。
4:

冷めたかぼちゃも加え、スプーンで全体に均一になるまで混ぜたら、台に取り出してこねる。
5:

15分ほどこねたら、丸くまとめる。ベタベタな生地なので、カードを生地の裏に浅く差し込み、周囲をさするようにして、徐々に丸くしていくといい。ビニールをかけて室温(25~30℃)で40分、生地が約2倍にふくらむまで発酵させる。オーブンの発酵機能を利用するなら、30℃に設定して30~40分。
6:

発酵した生地を台に取り出し、手のひらで軽く押してガスを抜く。生地を四方から中心に集めるようにして、表面の張った丸にまとめる。集めた生地は中心でしっかりつまみ留める。
7:

生地のとじ目を下にして、オリーブオイル(分量外)を塗った天板にのせ、手で型の大きさに押し広げていく。ビニールをかけて室温(25~30℃)で40分、生地が約2倍にふくらむまで最終発酵させる。オーブンの発酵機能を利用するなら、30℃に設定して30~40分。
8:

ひと回りほどふくらんだら、最終発酵終了。
9:

表面に少量のエクストラバージンオリーブオイルをかけ、指先で薄く塗り伸ばす。両方の指をチョキにして、全体に穴をあける。第一関節くらいの、深めの穴にする。たっぷりエクストラバージンオリーブオイルを全体にかけ、塩(分量外)を全体にふる。
塩は「岩塩」にしてもよい。
10:

190℃に温めたオーブンで20~30分、裏にも軽く焼き色がつくまで焼く。網などに取り出し、冷ます。
今回は石窯で焼成。