外観

薬膳料理のお店とは一見想像がつかない外観

2009年9月にオープンした、エステティックレストラン ラボーテ。お店の名前が「ラボーテ=美しい」というだけあって、「食べて美しく!」をテーマに旬のお野菜と薬膳料理を提供してくれるレストランです。

とはいえ、メニューには「バーニャカウダ」に「鶏と白レバーのパテ」……あれ? お店の外観にしろ、料理名にしろ、薬膳らしきものが見当たりありません。「薬膳だとはパッと見、わからないようですが」とオーナー兼料理長の阿部さんにうかがったところ、「薬膳を肩ひじ張らずに楽しんでほしいから。だからあえて書いたりしないんです」とのこと。

イタリア料理店から薬膳レストランを経て

阿部さん

シェフ兼オーナーの阿部さん。奥の黒板メニューは日々変わる

サラっとこたえる爽やかな微笑みが印象的な阿部さんは、もともとはイタリアンのシェフをしていたそうです。それから地元の中華料理店を経て、品川にある薬膳レストランで腕をふるい、去年独立。

「食べておいしいだけでなく、素材にもこだわるようになりました。次第に食材そのものの効能やパワーに興味を持ち、どうやってそれを引き出すかにたどり着いた」といいます。そうやって薬膳の魅力にはまっていったわけですね……!

トマトとバジルが薫り高い、イタリアン薬膳鍋

アンチエイジング鍋

契約農家が無農薬や減農薬で育てた野菜が、毎回12種類以上並ぶ

さっそく人気の高い「アンチエイジング鍋」(1人前3,130円)の紹介からいきましょう。鍋が運ばれる最中から、フレッシュなバジルのいい香りが店中に漂います。スープは香味野菜のミルボアに、うこっけい、ナツメ、黄耆、当帰、茯苓、川きゅう、甘草などの生薬を煮出したものがベースになっているそうですが、クスリ臭さはありません。

なおトマトベースにはナツメ、クコ、紅花、金針菜(生)、蓮の実、朝鮮人参、菊花が、バジルベースには党参、金針菜(乾)、くるみ、ニンニク、紫菊花などがトッピングされていました。

お野菜もたっぷりで、うかがった日は新ごぼう、かぼちゃ、れんこんなどの旬ものや、シャドークイーン(じゃがいも)、金時草などの地元野菜など、数えたら実に18種類もの野菜が彩りよく盛られていました。

鍋には野菜以外にも、有頭エビとムール貝、肉か魚のチョイス、はと麦団子やニョッキ、そしてシメには雑炊がつきます。美容食材にこだわるだけでなく、おなかにも大満足な火鍋ですね。

冬にとっておきの薬膳や、デザート紹介は次のページで!