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チーズフォンデュ/スイス

スイスの鍋といえば、「フォンデュ」。フォンデュとは、“溶かした”という意味のフランス語です。定番のチーズフォンデュ以外にも実はいろいろなフォンデュがあります。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

シンプルだけどひとあじ違う、本場のチーズフォンデュ 

チーズフォンデュ

ほっこり温まるスイスの郷土料理、チーズフォンデュ

スイスの鍋といえば、「フォンデュ」。フォンデュとは、“溶かした”という意味のフランス語です。ひとくちにフォンデュといってもいろいろありますが、フォンデュの代表格といえば、やっぱり「チーズフォンデュ」。フランス語圏や山岳地方を筆頭に、スイス全土で食べられている郷土料理です。

専用の鍋に数種類のチーズを入れ、白ワインやキルシュ(蒸留酒)などを加えて火にかけ、パンを絡めていただきます。レシピは実にシンプルですが、店によって結構個性が表れるのも面白いところ。日本に比べるとアルコールがきつく感じることも多いかもしれません。チーズはエメンタールとグリュイエールを使った「フォンデュ・ヌシャテロワーズ」が定番ですが、グリュイエールとヴァシュラン・フリブジュワを半分ずつ混ぜた「モワティエ・モワティエ」も人気です。

チーズ以外にも、いろいろなフォンデュがあります。串にさしたサイコロ型の牛肉を油であげるオイルフォンデュ(ミートフォンデュ)は「フォンデュ・ブルギニオンヌ」(ブルゴーニュ風フォンデュ)と呼ばれますが、その名に反してスイスの料理。材料の牛肉にブルゴーニュ原産のシャロレー種の牛を使ったことが名の由来のようです。また、薄く切った肉をコンソメスープにさっとくぐらせて、ソースや薬味で食べる「フォンデュ・シノワーズ」(中華風フォンデュ)は、スイス版しゃぶしゃぶです。

ちなみにオイルフォンデュのイタリア版といえるのが、「バーニャカウダ」。“熱いソース”を意味するピエモンテ州の料理です。アンチョビ、オリーブオイル、ニンニク、バターで作ったソースを火にかけ、野菜を浸して食べるもので、とくに冬に好んで食べられています。

冬こそ食べたい! 世界の鍋料理
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