営業のノウハウ/営業の商談・ヒアリング

お客様をネタにした世間話のコツ(2ページ目)

営業先での世間話のためのネタ作り。今回は、「相手のこと」「相手の会社のこと」をネタとして持ち出すときの鉄則をお教えします。また、天気・社会現象ネタに効果がない理由も併せてお伝えしましょう。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド


天気・社会現象ネタ:安易なネタは効果なし

世間話をするときにもっともよく出るネタといえば、「今年の冬も雪が少なくて、年末までスキー場は開業できなくて大変だったみたいですね」とか「ゴルフの石川遼君は、今年も活躍できそうですかね」といった天気ネタや社会現象ネタでしょう。

こうしたネタは、今世の中で話題となっていることを持ち出せばいいわけですから、楽といえば楽です。逆の言い方をすれば、何の工夫もしないまま持ち出すだけではちょっと安易すぎます。

天気のネタを持ち出したとしても、「今年も暖冬ですね」「そうですね」というレベルに終始してしまい、会話がそれ以上深まっていかないケースがほとんどです。ゴルフの石川遼選手のネタも同じ。しかもゴルフに興味がない人にとっては、退屈以外のなにものでもありません。

ビジネスにおける世間話の狙いは、「世間話を通じてお互いの関係を深めること」にあります。しかし天気ネタや社会現象ネタは、「お互いの関係を深めること」に結びつかず、「単なる世間話」で終わってしまうことが多いのです。ただし展開の仕方によっては、「お互いの関係を深めること」につながる世間話にすることが可能です。

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