炊いたご飯から鍋で煮て作る10倍粥
10倍粥とは、米1に対して10倍の量の水を加えて炊いたお粥のこと。赤ちゃんのお粥は、月齢や離乳食の進捗により、つぶしがゆ、全がゆ、軟飯、ご飯と固さや量を調整する必要がありますが、このようなお粥の形態について、育児書では分かりやすく「10倍粥」「7倍粥」「5倍粥」と表現されています。10倍粥の作り方は様々ありますが、時間も手間も削減できるのが、炊いたご飯を鍋で煮て作る方法です。赤ちゃんの初めのひとくちである10倍粥を手軽に作る方法を押さえれば、暫く毎日続く離乳食の準備もだいぶ楽になるでしょう!
▶10倍粥の基本!作り方・量や固さ・冷凍保存コツ
▶離乳食用ブレンダーのおすすめ人気ランキング8選|おかゆも野菜も簡単調理!
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離乳食の簡単おかゆの材料(約1食分)
離乳食の簡単おかゆの作り方・手順
おかゆの作り方
1:鍋に投入
底が小さめの鍋に、レシピ分量のご飯と水を入れて火にかけます。
2:とろ火で煮こむ
沸騰したら、少しずらしてフタをして、とろ火で約10~15分煮ます。
水分が蒸発しきらないように十分注意してください。お鍋によって蒸発量が異なります。3:すりつぶす
必要に応じて、赤ちゃんの咀嚼力(噛んで飲み込む力)を考えてつぶします。
10倍がゆ(5~6ヶ月)の場合は、なめらかになるまですりつぶします。こし網をつかってもいいでしょう。
10倍がゆ(5~6ヶ月)の場合は、なめらかになるまですりつぶします。こし網をつかってもいいでしょう。
各月齢別の分量とつぶし方
4:5~6ヶ月頃(10倍がゆ)
【割合】 ご飯1:水5 (ごっくんと飲み込める固さ)
煮あがった粥を、ベビー用すり鉢などで、ご飯をつぶすようにします。
形がなくなりドロドロになるのが目安。煮あがった粥を、ベビー用すり鉢などで、ご飯をつぶすようにします。
5:7~8ヶ月頃(7倍がゆ)
【割合】 ご飯1 : 水2~3(歯ぐきでつぶせる固さ)
ご飯を包丁などで刻んでから煮ると、粒がつぶれるので簡単。または、やわらかく煮たごはんの粒を軽く潰す程度。
ツブツブがあってもやわらかいのでOKです。ご飯を包丁などで刻んでから煮ると、粒がつぶれるので簡単。または、やわらかく煮たごはんの粒を軽く潰す程度。
6:9~11ヶ月頃
【割合】 ご飯1 : 水2(歯ぐきでかめる固さ)
ご飯の粒をつぶしてから水を入れて煮ると簡単でしょう。またはやわらかく煮てから、いちごスプーンの背などで簡単に潰せば出来上がり。
ご飯の粒が少しつぶれている、もしくは軟らかくくずれていることが確認できるような状態が目安です。ご飯の粒をつぶしてから水を入れて煮ると簡単でしょう。またはやわらかく煮てから、いちごスプーンの背などで簡単に潰せば出来上がり。
7:1歳~1歳半頃(軟飯)
【水の割合】 ご飯1 : 水0.5~1
文字通り「軟らかいご飯」。ご飯に水を加えて軟らかく煮れば出来上がりです。
文字通り「軟らかいご飯」。ご飯に水を加えて軟らかく煮れば出来上がりです。
フリージング(冷凍保存)のテクニック
8:製氷皿に入れて冷凍
できあがったおかゆを製氷皿にいれて冷凍すれば、イザと言う時の離乳食作りに役立ちます。 蓋ができる製氷皿がオススメ。蓋がない場合は、ホイルやラップなどをして。製氷皿1つ分がだいたい15g程度などとあらかじめ計っておけば、赤ちゃんの食べる量がすぐにわかって便利です。
冷凍する際の製氷器は、やわらかい素材のものを選んだ方が、取り出しやすいです。固い素材の製氷器では、おかゆが出しづらいことがありますガイドのワンポイントアドバイス
できあがった10倍粥が少し固めであれば、お湯の量であとから調節可能です。鍋などによって水分量も変わってきますので、様子をみながら、適宜お湯の量を足してください。また、お子様の発育に合わせて柔らかさなどを調節してください。 電子レンジで解凍するときには、食べさせる時の温度に気をつけてください。※離乳食・幼児食は、誤った方法による実践に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。月齢や年齢に応じた食材を使用し、衛生面や食物アレルギーを十分に考慮したうえで、正しい方法で行ってください。気になる症状がある場合は自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。