栄養管理/栄養管理の基礎知識・食事バランスガイド

手遅れになる前に!成人の予防栄養(2ページ目)

長年にわたりバランスの悪い食事を続けると、治せない病気や症状につながることがあります。今回は、食生活と関係が強く、一度掛かると管理が容易ではない病気についてお話します。しかし、食事は楽しみの一つですから、常に厳しく栄養管理をする必要はなく、全体的なバランスが大切です。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

高血糖 → 糖尿病、心筋梗塞などに 

2型糖尿病になる前の境界型(プレ糖尿病)の時点では、まだまだ予防が可能です。高血糖を放置していると糖尿病につながります。一度糖尿病になると、きちんと管理して良好な健康状態を保つのは可能ですが、糖尿病自体は治りません。予防法は、毎日の運動健康的な食事です。糖尿病は更に心筋梗塞、脳卒中、腎臓病などの合併症の原因ともなります。

参考サイト:
まだ間に合う! 糖尿病予備軍からの脱出 
糖尿病予備軍からの脱出(初めての食事療法) 
 

若年性認知症

厚生労働省の発表(2009年3月)によると、18~64歳の若年性認知症者は推計3万7800人であり、脳血管性認知症(39.8%)、アルコール性認知症(3.5%)であったそうです。脳血管性認知症の危険因子は、高血圧、喫煙、高コレステロール、糖尿病、脳卒中などです。アルコール性認知症はアルコールの過剰摂取が原因になります。血圧、コレステロール、高血糖値を予防するために健康的な食事を心がけ、お酒はほどほどにすることが体には大切ですね。
 

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