免疫療法にどんな副作用はあるの?
一番怖い副作用が、血圧低下などのアナフィラキシーですので、血圧には注意が必要です |
- 喘息発作(アトピーと喘息の関係を参考)
- じんましん(アトピーと「じんましん」の関係を参考)
- 低血圧・ショック
などの症状が出てきます。副作用が出れば、速やかな処置が必要です。
免疫療法を行うには
免疫療法を行うには、まず、アレルギーの原因、アレルゲンをはっきりする必要があります。血液検査や皮膚試験を行います(アトピーの検査を参照しください)。具体的な方法としては、週1~2回の頻度で、徐々に注射の間隔を延ばし,最終的には1~2ヶ月ごとの注射として、注射継続期間は、3~5年と言われています。
基本的には皮膚に注射します。最近は、舌の下にアレルゲンを投与する方法も研究が進められています。でも、効果はあるようですが、免疫療法を専門にしている少数の大学病院でしかされていません。
しかし、このような舌の下や食べることで免疫療法を行う研究が進んでいるます。今は、免疫療法はアトピーで行われることはまれですが、今後、負担が少なくアトピーで傷んだ皮膚に注射をしなくてすめば、ダニなど原因がはっきりしたアトピーにも応用できる可能性が十分あります。
感作:アレルギーでは、体の中で、アレルゲンに反応する抗体(IgE)が認められることを言います。感作されると必ずしも症状が出るわけでない。アレルギー症状を起こす前段階である。
アトピーの治療シリーズ
【第1回】ステロイド
【第2回】食事療法
【第3回】スキンケア
【第4回】梅雨に向けてのダニ対策 【第5回】梅雨に向けてのカビ対策
【第6回】内服薬
【第7回】アトピーに免疫抑制薬
【第8回】卵を制限してアトピー対策
【第9回】牛乳を控えて食事対策
【第10回】子供のストレス解消!
【第11回】大豆を控えたアトピー対策 【第12回】梅雨でもアトピーを吹き飛ばそう!
【第13回】塗る箇所によって違う!ステロイド使用法
【第14回】体質改善?免疫療法って何?
<参考リンク先>
減感作療法
減感作療法(ふじわら耳鼻科)
花粉症への最終兵器!?「減感作療法」とは(All About 子供の健康)