薬膳料理/基本の薬膳料理・レシピ

おせちには漢方的な魅力も?!冬におすすめの食材とは(2ページ目)

節句に神様とともに食べるとされた節供料理が「おせち」の由来。おせちはもともと中国から伝わった伝統行事ですが、実は漢方的に分析しても理にかなった食材が多く含まれているのです。今回は寒い冬におすすめの食材「黒豆・栗・海老・昆布・胡桃」の効能について解説します。漢方的おせち料理の魅力に迫ります。

杏仁 美友

執筆者:杏仁 美友

国際中医師 / 漢方・薬膳料理ガイド

おせちに含まれる5つの食材「黒豆・栗・海老・昆布・胡桃」

イメージ
写真は2007年のお正月に、女性軍みんなで作ったおせち(ガイドの主人の実家にて)
おせち料理には冬にかかせない「腎」を補う食材が豊富だといいましたが、代表的な食材を5つご紹介します。

■黒豆
「今年もマメに暮らせるように」という願いが込められている黒豆。漢方では血液のめぐりを良くして、むくみをとります。解毒作用もあり、糖質の消費に必要なビタミンB1も豊富です。

■海老
腰の曲がった様子や長いひげを老人に見立て、長寿のしるしである海老。海老はカラダを温め、足腰を丈夫にし、強壮作用があります。殻はカルシウムが豊富で、免疫力を高める働きもあります。

■栗
本来の栗きんとんは黄色の団子だったところから、黄金色の塊が財産にたとえられています。漢方では、栗は疲れや足腰のだるさをとります。お腹が冷えて痛い人や、下痢にもいいですね。

■昆布
昆布巻きの昆布は「喜ぶ」、巻きは「結」や「書物」を表しています。昆布は高血圧やむくみにいいだけでなく、漢方では身体のしこりをほぐし、リンパ腫や子宮筋腫、便秘などにも使用されます。

■胡桃
硬い殻は家庭円満、胡桃の実は五穀豊穣を意味しています。胡桃は温性で、とくに腰や手足の冷えをなくします。腸を潤すので、コロコロ便を出すタイプの便秘にもおススメです。

おせち料理を食べるにしても、造詣が加わると美味しさや楽しみも一層増しますよね。邪気を払い、かぜ予防にもなる「お屠蘇」と一緒に召し上がり、どうぞ来年も無病息災で幸せな一年でありますように! 漢方食材についてさらに詳しく知りたい方は、「なつめ・クコの実・はと麦・長いも・朝鮮人参」「生姜・長ネギ・シナモン」「ごぼう・ミント・菊花」も併せてご覧下さい。
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