ぽかぽか陽気に誘われて、外出する機会も多い春ですね。しかし、同時にのどの痛みや、目の充血に悩まされる時期でもあります。今回は、そんな春特有のトラブルにおすすめの身近な食材や、カンタン薬膳レシピをご紹介しましょう!

発熱性のかぜや、のどの腫れに「牛蒡」(ごぼう)

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漢方発祥の地である中国でも、まだ「ごぼう」の良さはそんなに知られてないようで……
ごぼうは日本ではごく一般的なお野菜の一つですが、食用にしているのは日本やお隣の韓国だけのようですね。薬膳では身体の余計な熱をとってくれるとされ、発熱性のかぜや、のどの腫れに使用したりします。

ごぼうは食物繊維が豊富なので、腸のぜんどう運動を刺激して、便秘に役立つというのはご存知だと思いますが、有効成分が高いのは皮の近くです。これは生姜も大根も同じこと。たわしでこする程度にして、アクも取り過ぎないようにしましょう! アクの成分は赤ワインでも知られる「ポリフェノール」なのですよ。

なお、ごぼうの種は「牛蒡子」(ごぼうし)という生薬です。根より優れた解熱、解毒作用があるので、かぜ薬に配合されたり、吹き出物などにも有効とされます。

緊張をほぐしたり、頭痛やニキビにもいい「薄荷」(はっか)

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写真の小瓶は薄荷配合の「風油精」(ふうゆせい)。こめかみにつけて眠気覚ましに!
ハーブティーやお菓子の風味づけでおなじみの、このミント。生薬では葉の部分を乾燥させたものを使い、「薄荷」と呼んでいます。薄荷は頭痛やのどの痛み、目の充血のほかにも、にきびの治療薬や、ストレスが原因で起こる生理痛の漢方薬にも配合されています。

清涼感のある揮発成分も効き目のひとつで、香りを楽しむならフレッシュなものが一番ですね。その場合は、ぜひ葉を一度叩いてからティーポットに入れてくださいね。香りが出やすくなりますよ!

中国の南の方やべトナム・タイ料理などでは、よくお料理の付け合せや和え物にも登場するミント。生のものを食べ過ぎると胃を荒らしますが、この機会に紫蘇やバジルのように、味のアクセントに使用してみてはいかがでしょうか?