肥満の三角形!
何を食べても最後は中性脂肪になるんですね! |
アミノ酸からは、糖も中性脂肪も作ることができますが、よく見ると両方向ではありませんね。中性脂肪からはアミノ酸には戻れません。つまり、中性脂肪になる前に対策を打たないと、なかなか落とせない脂肪がついてしまう事になります。
アミノ酸から始まる代謝は、途中でブトウ糖にして消費することが可能です。しかしブドウ糖から代謝が始まる場合、糖が過剰にあって、かつ脂肪酸が余っていると中性脂肪になってしまいます。しかし、以前の記事に書いたようにブドウ糖と脂肪酸は筋肉で燃やしてしまえば脂肪細胞に行く中性脂肪を減らすことがでるのです。
オススメの食材? 肉は実は低カロリー!
太ると敬遠されがちですが、肉の熱量を計算してみましょう。ある動物の体水分率を、ヒトと同じ60%、体脂肪率を女性の平均の25%とします。この時に除脂肪の75%に全体の60%の水分があります。骨をいれると計算がより複雑になりますが、(60/75)×100=80%が除脂肪部分の水分含有率となります。簡単にいえば肉の80%は水。もし残り20%が蛋白質と仮定すると熱量は20×4=80kcalで、数字的には重量の100gより少ないことになります。蛋白質を考えるのがダイエットの王道
結局、痩せるには脂肪を取らずに蛋白質を取るのが近道という事になります。蛋白質嫌いは肥満への近道ということになります。低脂肪の肉からとるのが一番簡単というだけで蛋白質は何からとってもかまいません。毎食事の蛋白質を考えて、筋肉量を維持することがダイエットの王道という事になります。
太らない短鎖脂肪酸ドリンク剤
脂肪酸の酸味を打ち消すのはグリセリン!グリセリン自身はブドウ糖と甘ーい関係? |
中性脂肪を食べると逆にグリセリンと脂肪酸となります。原則として脂肪酸は小腸で中性脂肪を多く粒子(カイロミクロン粒子)となります。食後は一時的に血液(血漿)は豚骨ラーメン状態となっています。こう書くと中性脂肪を食べると最終的に中性脂肪にすべてなって、脂肪細胞に蓄えてしまいそうですね。
実は小腸でカイロミクロン粒子の成分とならない脂肪酸があります。聞き慣れない言葉ですが短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)です。小腸から肝臓に栄養を送る血管系、門脈系に直接入ります。短鎖脂肪酸は脂肪細胞が取り込む前に主として筋肉で消費されてしまいます。太らない脂肪酸とは、短鎖脂肪酸のことです。
短鎖脂肪酸ドリンク剤が存在したら以外と売れるかもしれませんね。