営業のノウハウ/営業の提案書作成のコツ

ワンランクアップする営業の提案書作成のコツ(5ページ目)

提案書の作成は、営業プロセスのひとつの山と言えます。それだけに、エネルギーと時間を要する難所。提案書を少しでも楽に、かつ良いものを作るための手順と注意点をお伝えします。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド


ワンランクアップには、優れた提案書をたくさん見る

提案書づくりのスキルを向上させるためには、優れた提案書を数多く見ることがカギとなります。上司や同僚にお願いして、彼らが作成した提案書を見せてもらいましょう。

もし「これは自分が作成したモノよりも優れているな」という提案書を見つけたら、その提案書の「どこが、なぜ優れているか」を自分なりに分析して、その理由を3つ程度抽出してみます。そして次に自分が提案書を作るときのヒントにします。

自分が作成した提案書を、同僚や上司に読んでもらいフィードバックをもらうのもオススメ。そのときには「優れている点」と「改善すべき点」の両方を聞き出しましょう。

雛形を用意して時間短縮

一方で提案書作りでは、質の向上だけではなく効率アップを図ることも重要。いくら素晴らしい提案書が書けたとしても、作成に時間をかけすぎていてはほかの仕事ができなくなってしまうからです。

作成時間短縮のコツは、Aパターン、Bパターン、Cパターンというように、あらかじめ何種類か雛形を作ってしまうことです。先輩や上司が作った提案書の中に雛形にできるものがあれば、許可を得たうえでパターンとして取り入れるのもいいでしょう。

そして提案書を作成するときには、その都度一番適したパターンを選んで、雛形に加筆修正を加える形で提案書を完成させます。ゼロから企画書を書き始めるのと比べて、質は変わらないにもかかわらず、大幅な時間短縮が可能になります。

商談も、提案書提出の段階まで辿り着けば、契約成立までもうあと少しです。ここでわかりやすくポイントを押さえた提案書を提出できれば、お客さんの気持ちをグッと商品購入の方へと近づけることが可能になります。「ここががんばりどころだ!」と自分に言い聞かせて、どうか提案書の作成に力いっぱい取り組んでください。
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