高パフォーマンスを引き出す「強み」とは(2ページ目)

人の強みの見つけ方

強みはできるだけ多くの場面や状況を観察して見つけるのがポイント

人の強みを探す時は、できるだけ多くの視点から見ることが大切です。まず、誰か1人を特定します。以下に挙げた様々な状況下で、その人がどんな行動をとる傾向にあるか見てみましょう。

このとき注意することは、できないところや不得意なところに目を向けてはいけません。できるところやパフォーマンスを発揮するところ、周りにポジティブな影響を及ぼすところに注力すると、強みが比較的見つけやすくなります。

強みが発揮されやすい場面

部下の強みを見つけるときは、日ごろの仕事への取り組み方をよく観察することが大切です。下記は、特に強みが発揮されやすい代表的なものを挙げました。それぞれの場面で部下がどんな役割になったか、どんな仕事の取り組み方をしたかを普段の様子と比較すると、より強みを見つけることができます。

• 環境の変化が求められるとき
• 新しいことに取り組む時
• チームで行うとき
• プロジェクトリーダーになったとき
• 提案や交渉などで攻めるとき

上記以外に、その人が過去に成功した時の体験談を聞くのも有効な方法です。