起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

【4-5】 仕事の値段のつけ方

仕事の値段のつけ方について考えておきましょう。忙しくなったけれど、利益が出ないというのは最悪です。そのためには、適性利益を確保すること。仕事の値付けは、十分な検討が必要です。

執筆者:塚田 祐子



フリーランスの独立マニュアル
【 独立準備2:自営計画を立てる 】

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【 独立準備2:自営計画を立てる 】
【1】“計画倒れ”に終わらせない!
【2】売上と利益の関係を理解する
【3】毎月の固定費を算出しよう
【4】自分の年収は、自分で決める


【5】仕事の値段のつけ方

前号で、「自営計画書」の作成手順3~5を、ご説明しました。目指す年収、そのための売上目標は、明確になりましたか?

次の作業は、設定した売上目標をどのようにして達成するかを考えます。つまり「売上計画」です。どんな仕事を年間どのくらい受注したら、売上目標を達成できるかを具体化していきます。

その前に、仕事の値段のつけ方について考えておきたいと思います。


価格の決め方


開業したら、自分の仕事に値段をつけなくてはなりません。では、どうやって、価格を決めますか?

・相場の価格を調べて、それより少し安くする。
・クオリティ勝負で行きたいので、高く設定したい。
・あらかじめ料金表を作っておきたい。
・その都度、見積書を作成するかなぁ。。。
・仕事は、やっぱり予算があっての話。結局、言い値で決まりでしょ。

なかなか難しそうですね。

一般的な価格の決め方には、次のようなものがあります。

・原価(コスト)を計算して、その金額に利益を上乗せして決める。
・競合他社の価格や相場を参考にして決める。
・購入すると思われる価格から逆算して決定する。

原価(コスト)利益をしっかり加算できれば、理想的です。しかし、いくらコストが掛かっても、そのモノの価値や評価とは、基本的に無関係です。そのため、「この金額なら買っても良い」という価格で、提供側も原価と利益が出るのであれば、その価格がバランスの取れた適正価格と言えます。

仕事にも「原価」がある! 次ページへ続きます>>
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