起業・会社設立のノウハウ/起業・独立事例

シリーズ第1回 株式会社エブリデイワイン(2) [運をつかむ方程式]謙虚と緻密

ワインのオリコンを作りたいと語る吉田社長のビジネスの進め方に運をつかむ方程式を見る

執筆者:小野田 敬



世界で初めて「ワインを保存できる」特許申請中の技術(製品名:Whynot!)をもつ、株式会社エブリデイワイン吉田社長のスタートアップをビジネスケースの第2回としてご紹介します。

前回のガイド記事ではポイントの1~3をご紹介しました。
おさらいしてみましょう。


1.非常識を常識に換える実行力

2.自分のビジネスを客観的に評価させる

3.現場を模擬体験し、事業の経験とする



今回のガイド記事では、事業運営上とても大切なステークホルダー(利害関係者)マネージメントに必要なコミュニケーションの重要性とガイドによる私見をテーマにご紹介します。

4.ミスコミュニケーションを排除する


「一番ラッキーだったのはここ(店舗)に入れたことです」

飲食店舗の成功は8割が立地と言われるが、数え切れないほどたくさんの物件をまわっても、資金力、保証力、実績があるとはいえない有限会社の吉田社長の申し出になかなか契約してくれるオーナーとは巡り会えないそんな時期に、現店舗のある物件のオーナーとの出会いが運命を変える。(左写真:店舗decfiveの概観)

しかし、既にスターバックス、シアトルズコーヒー、ドトールの直営店、住友商事・・・・が名乗りを上げている。どこも大企業である。吉田さんはこの大手4社とのコンペでのプレゼンに勝利して不動産契約にようやくたどり着いた。

「本当にラッキーだと思うし、いまでもよく有限(会社)でとれたね?と不思議がられます。」
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