起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

コンサルタント業を目指すには?(3ページ目)

自分の専門分野やキャリア、蓄積したノウハウを活かして、独立開業できる職種に「コンサルタント」があります。そこで、業界の現状や気になる報酬の相場、目指す方へのアドバイスを、専門家にお伺いしました。

執筆者:塚田 祐子

コンサルタントを目指すには?

---コンサルタントを目指すには?

強烈な個性のある人や天才肌を除くなら、コンサルティング会社に先ず入った方が早いです。半年でも1年でもいいと思います。そこで、コンサルタントとしての話し方、聞き方、仕事の進め方の基本をマスターすることができます。

---優秀なコンサルタントの条件とは?

1)クライアント企業の事情をベースに考える
分かりやすい例として、提案書を見て企業の事情について触れられていることが多ければ多い程いい。これは当たり前のことなんですが、意外とクライアントの事情をそっちのけで、自分のやりたいこと、自分のできるソリューションばかりを書く方がいます。どれだけお客さんの立場、視点から考えているかということが重要です。

2)クライアントの意図することを理解し対応する
理解力、そして相手の期待を察知し、先回りして行動できることです。優秀な方は、なにかとレスポンスが早いです。

3)高品質のアウトプット(成果物)を出す
優れた内容であることはもちろん、的確に、意図することがクライアントに伝わらなければ意味がありません。そのためには、難解な言葉づかいや独りよがりの表現は避けるべきです。

4)クライアントの求める成果を達成する
想像力、分析力、洞察力、問題解決力、他人の力など、持てるものを総動員して、期待を上回る結果をだす。ご説明するまでもありませんが、具体的成果こそがコンサルタントにとっての評価となり、次への最高の宣伝になります。

以上の能力を発揮できて、常に、自分の言動が“相手にどう伝わっているか”意識できる人。つまり、どんなに知識があり、素晴らしいことを語ることができても、そのことで“相手を動かす”ことができなければ、プロフェッショナルとして業務を遂行することはできません。

そのために、人に伝えるコミュニケーション能力、人を動かす説得力が不可欠となります。

最初は誰でも初心者ですから、全てうまくできる訳がありません。向上心をもって、日々の行動を変えていけば、きっと素晴らしいコンサルタントになれると思います。

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