エピソードをありありと語ろう
「自分には営業力がある」とか「リーダーシップがある」ということをアピールするときには、それを実証するエピソードやワンシーンを取りあげて、できる限り詳細に語ることも大切です。それこそ自分が物語の語り部にでもなったつもりで、ありありと話すのです。エピソードは具体的であればあるほど、「本当に体験してきたことなんだな」という信憑性が高くなるからです。できればそのとき二つ以上のエピソードを語れると、より説得力が高くなります。エピソードが一つだけだと「その成功談はたまたまなんじゃないの?」と相手から思われかねません。でも二つ以上あると、「この人には実力があって、これまでいろんな成功を収めてきたんだろうな」という印象を相手に抱かせることができます。
数字やデータを盛り込むこと
エピソードを語るときには、数字やデータを盛り込むことも大切です。さきほど私が挙げた例のように、「30人のスタッフを率いた」とか「2年間で利益率を20%」といった数値が発言の中に散りばめられていると、信憑性が高まって説得力がさらに増すからです。もちろん具体的な数値やデータについては、今勤めている会社や取引先等の間で守秘義務等の問題があるために、口にできない場合も多いでしょう。しかし開示しても差し支えない数値やデータについては、積極的に面接のときに活用していきましょう。
面接では、数分間の短い時間で自分という人間を判断されます。どうかその時間を中身の濃いものにするために、自己アピール力を磨くことを大切にしてください。
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