|
人生を決める営業?~採用面接
今や、より良い条件で働ける会社があるのなら、転職するのは当たり前の時代がやってきました。
しかし転職をする際に、大きな壁となるのが就職試験の時の面接です。特に営業マンの場合は、面接が重視されます。
なぜなら営業は「人と接するのが仕事」ですから、採用担当者は面接を通じて「この人は、人と接する仕事に向いているかどうか」を判断しようとするからです。
面接を突破するために、ポイントとなる能力&スキルは大きく二つあります。
それは第一印象力とコミュニケーション力。
今回はこの二つの力をどのようにして身につければいいかをお話ししましょう。
第一印象は笑顔で決まる
人は初対面の人に対して、第一印象で大部分の評価を下すといわれています。第一印象について書かれた本を読むと、ある人は「最初の印象は20秒で決まる」と言いますし、またある人は「4分で決まる」と言いますが、いずれにしても面接では、第一印象が非常に重要になります。
では、第一印象が良い人と悪い人の違いはなんでしょうか?
簡単です。
笑顔があるかどうかです。
面接の時は、ほとんどの人が笑顔になることができていないものです。自分では笑顔になっているつもりでいても、緊張のため顔が強ばっているケースが大多数だからです。
人生にとって大切な面接ですから、緊張するのはやむを得ないことです。「緊張するな」という方が無理。
そこで意識して欲しいのは、「ちょっと大げさじゃないか」と思えるほどに、笑顔を作るということです。自分では大げさと思えるほどに笑顔を作るぐらいで、人から見たら「ちょうどいいぐらいの笑顔」になります。
笑顔の種類は2つ
笑顔には大きく2つの種類があります。1つは「口元の笑み」。もう1つは「満面の笑み」です。
笑顔の基本は、口元の微笑みです。口の端の角度をちょっと上げて、「微笑む」という状態を作ります。すると、柔らかいんだけどきりっとした表情になります。ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」のような微笑みを作るわけです。
そして面接の中で、和やかな場面や楽しい話題になったときには、顔を崩して大きく笑います。 この「口元の笑み」と「満面の笑み」を組み合わせることで、第一印象がグッと良くなるのです。
ただし、普段はムスッとした表情をしている人が、面接の時だけ急に笑顔を作ろうとしてもそれは難しいものです。普段から笑顔を作ることに慣れておく必要があります。
日ごろから鏡を見て、笑顔を作る練習をしておきましょう。そしてお客さんや同僚に対しても、笑顔で接するように心がけます。
そうすればきっと本番の面接でも、採用担当者に好印象を持たせることができるでしょう。