土地の価格を知る方法
○公示価格
毎年3月に国土交通省から公示される全国の標準地の単位面積当たりの正常な価格。国土交通省では、公示価格をホームページで公開しています。
土地総合情報ライブラリー
○基準値価格
毎年9月に都道府県から発表される、都道府県知事が選んだ基準地の標準価格。たとえば、東京都では、以下のサイトで標準価格を公表しています。
東京都基準地価格
愛知県はこちらから→地価インフォメーションあいち
○路線価
相続税評価の基準とされる路線価は、国税庁が毎年8月に全国の主要な道路に面した土地の評価額を公表しています。公示価格のほぼ80%を目安としているので、路線価を0.8で割れば公示価格に近い数字になるはずです。
財産評価基準書
むかしは相続税評価でしか使われなかった路線価だが、最近は地価の値下がりで、路線価も土地単価を知る良い指標となっている。なんといっても、道路ごとに価格が付いていて、地図を見れば一目で分かることがありがたい!土地単価は○印の中の数字、ただし表示は平方メートル当たりの千円単位なので注意してください |
建物の価格を知る方法
戸建住宅の建築費を知る方法としては、財団法人不動産流通近代化センターが発表している「木造戸建住宅標準建築費単価表」という資料があります。これは、住宅金融公庫融資を受けた住宅の建築工事単価を基に時点修正や補正を行なって算出された数字です。この標準建築費単価は、公庫仕様と同程度の構造体を基準とし、標準的な外構工事費と標準的な設備を含んでいます。
この建築費単価表を掲載しました。平成13年とすこし古いのですが、今でも通用する単価です。
ただし、この単価は新築時単価ですから、中古戸建の場合には、新築後の経過年数に応じた現価率を掛ける必要があります。
建物単価 = 標準建築費単価 X 現価率
※現価率は、「建物価値がゼロになるのはいつ?」に掲載してあります。「品等格差率」はちょっとむずかしいので、とりあえず真ん中の「流通耐用年数=20年」の欄の数字を使えば無難です。
【家の売り方講座 バックナンバー】
Vol.17 建物価値がゼロになるのはいつ?
Vol.16 業者への依頼は専任か?一般か?
Vol.15 家を売る時の不動産業者の選び方
Vol.14 オープンハウスのための心構え
Vol.13 オープンハウスのためのモノ対策
Vol.12 家の売りどきは新築後何年目?
Vol.11 家を売るときにかかる諸費用
Vol.10 人気物件なら一般媒介でOK!
Vol.9 「客います」のチラシって本当?
Vol.8 和室にも立派な商品価値あります
Vol.7 家を売るときに隠し事は禁物!
Vol.6 特定の居住用財産の買い換え特例
Vol.5 家が売れるまでに何ヶ月かかる?
Vol.4 自宅の価値を上げるには・・・
Vol.3 家の譲渡損失を税金で取り戻す
Vol.2 家が売れない訳
Vol.1 家を高く、早く売るために!