生活スタイルに対応できる吹抜け
子どもが小さいうちは吹抜けで縦方向の広がりをもつこともよいのですが、子どもの成長、家族の生活スタイルの変化により、吹抜けが必要なくなることがあるかもしれません。そんな可能性があるのなら、新築時から吹抜け部分に表しの梁を設けておくのもひとつのアイデアです。表しの梁を設けておけば、部屋を増築するときに有効的です。開放感でコミュニケーションを図る
吹抜けには何といっても開放感という魅力があります。しかし吹抜けがつくれなくても開放感を出すことはできます。それは勾配天井です。例えば2階の天井の高さが北側斜線制限などで2.2メートルしかとれなかった場合、そのまま平行に天井を設けてはやや窮屈になってしまいます。そこで天井を平行にせず、屋根の勾配に沿って斜めに設けるのです。そうすることで少なからず平行な天井よりも開放感を演出でき、個性ある空間をつくることができると思います。吹抜けや勾配天井をうまく利用し、空間とのコュニケーションを図っていきましょう。
開放感を演出する勾配天井 | 梁を見せた吹抜け |
設計:佐川旭建築研究所 |
「ユニバーサルデザイン」です。お楽しみに!!
【間取りを考える前にシリーズ】
▼間取りを考える前に1-間取りのポイント
・・・これだけは読んでおきたい家づくり講座・・・
「満足する一戸建てをつくるには」第1回:土地を手に入れる!どこに頼む?
「満足する一戸建てをつくるには」第2回:あなたの土地に地耐力はある?
「満足する一戸建てをつくるには」第3回:構造・工法の特徴を知る!
「満足する一戸建てをつくるには」第4回:磯野家に学ぶ“現代の間取り術”
「満足する一戸建てをつくるには」第5回:設計図面ってどう見るの?
「満足する一戸建てをつくるには」第6回:建物の総費用どうなっているの?
「満足する一戸建てをつくるには」第7回:工事段階別“現場チェック法”
「満足する一戸建てをつくるには」第8回:施主も参加する家づくりの儀式
「満足する一戸建てをつくるには」第9回:追加・仕様変更はいつまでOK?
「満足する一戸建てをつくるには」第10回:耐震性のポイントは壁にあり
「満足する一戸建てをつくるには」第11回:外断熱・内断熱どっちがいい?