「祇園さヽ木」が建仁寺近くに移転。
店の前にある目立つ目印は、これだけです。この先の階段を上ると、玄関前へ。 |
さて、移転した「祇園さヽ木」は、相変わらず……いや、移転前以上に臨場感溢れる、ダイナミックな舞台となっていました。まるで厨房の中で食事をしているような臨場感、佐々木さんの口から飛び出す面白トーク、最高級食材を惜しげもなく豪勢に振る舞うスタイル……など、今までの京割烹のイメージを超える斬新さがあります。
旨さという口福。
これがピザ窯! 佐々木さん曰く「面白い焼き加減になる」とのこと。 |
しかも、献立の構成や調理方法、まとまった人数を同時に食事スタートさせる点、料理、客と厨房スタッフとの一体感を生み出す方法論など、実によく考えられていますね。まとまった人数で食事を同時に始めるのは、カウンターならではの一体感を生み出すのにも、一役かっています。まったく他人の隣客同士が、一緒に同じ料理を味わうことで、親近感が沸き、和気藹々としたムードが発生する。それに伴い、常連客や一見客を問わずに、みんなが平等に食事を愉しむことが出来るのです。いつも楽しく元気な佐々木さんは、常連・一見、老若男女問わずに、16席全ての客に満遍なく接してくれますから、一見のお客でも愉しい時間が過ごせることでしょう。
次ページでは、ダイナミックな豪華料理達を御紹介します