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山崎・白州バーボンバレル/2月23日発売

23日正午、シングルモルトウイスキー「山崎バーボンバレル」「白州バーボンバレル」が同時は発売さる。バーボンバレルはシングルモルト入門者にも受け入れられやすい香味で、おすすめする。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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バーボン樽はバニラ様が特長

「山崎バーボンバレル」「白州バーボンバレル」
「山崎バーボンバレル」「白州バーボンバレル」
ともに700ml、48%、¥9,000
さて、もうすぐというか、火曜日の2月23日、シングルモルトウイスキー「山崎バーボンバレル」、シングルモルトウイスキー「白州バーボンバレル」が発売となる。
「山崎バーボンバレル」は「シェリーカスク」「パンチョン」につづく限定シリーズ第3弾。「白州バーボンバレル」は「ヘビリーピーテッド」につづく限定シリーズだ。

製品説明に入る前に、バレル(Barrel/バーレルとも表記される)について述べておく。
バレルは容量約180リットルの樽。今回の「バーボンバレル」とは、ホワイトオーク材でつくられたバーボンの熟成に1回だけ使用した樽に、モルト原酒を詰めて熟成させたものだ。小型で内面を強く焼いていることから、熟成が早く、バニラのような甘い樽香の原酒を生む。簡単にいえばバーボン樽である。

山崎蒸溜所は長期熟成型のパンチョンやバットといった大樽が貯蔵特長なのでは、とおっしゃる方もいるだろう。でも、主流ではないがバーボン樽での原酒貯蔵もおこなっている。
多彩な香味を生むためのつくり分けを伝統としているのだから、驚くことではない。皆さんがハイボールで愉しんでいる角瓶のキーモルトは、山崎のバーボン樽熟成原酒なのだ。
白州蒸溜所はホッグスヘッドと呼ばれるバーボン樽を解体してひとまわり大きく組み直した容量約230リットルの樽を主体に、バーボン樽も多く使われている。

2月23日正午発売

では製品紹介。「山崎バーボンバレル」はバニラ、蜂蜜といったふくよかな甘さが特長だ。ただ山崎独特のエステリーな感覚もちゃんと潜んでいる。今回の製品は、10年以上熟成の原酒で構成されており、17年くらいの長熟原酒も少量だが含まれているらしい。おそらく心地よい熟成感を堪能できるはずだ。
「白州バーボンバレル」はフルーティーさとともに森が薫る爽やかな感覚がある。軽快でなめらかで、余韻もクリーンな切れ味だ。こちらは17年よりも、もう少し長熟の原酒が含まれてようだ。

飲み比べるのも面白い。バーボン樽熟成原酒は、モルトウイスキー入門者にも受け入れやすい香味だと思う。バーに行ったならば、入荷しているかどうかバーテンダーに聞いてみるといい。そして試してみていただきたい。
ネット(E-liquor山崎/白州)では2月23日のお昼、正午からの発売(E-liquorのバーボンバレルのページも正午にアップ)。

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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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