石垣忍氏創作「赤富士」はプルシア
「赤富士」石垣忍氏創作 |
● 赤富士 Aka Fuji
山崎12年 | 3/4 |
プルシア(プラムリキュール) | 1/4 |
レモンジュース | 1tsp. |
氷を入れたロックグラスに山崎12年、プルシア、そしてレモンジュースを加え、ステアする。
プルシアはフランスのメーカーとサントリーが共同開発したプラムリキュール。
南仏で育った「Golden Japan」という品種のプラムを使用している。ブランデー熟成樽に寝かせているため、フルーティーさとともに樽由来の香ばしさもある。山崎12年にミックスすることにより日本的な、梅酒のような口当たりの馴染みのある味わいとなる。
色調とロックのスタイリング、すっきりと心地よい味わいから、夏から秋にかけて朝日に赤く染まる富士山を想起し、ネーミング。
以上が石垣氏創作の山崎ベースのカクテルである。「SAYURI」はアップルタイザーさえ買えば、自宅で気軽に楽しめるカクテルだ。
和三盆を使ったミントジュレップ
和三盆を使ったミントジュレップ |
カクテルのミントジュレップはバーボンベースが知られている。象徴はアメリカで毎年5月の第1土曜日に開催されるケンタッキーダービー。1週間前からフェスティバルが開催され、この祭典の公式飲料であるアーリータイムズ・ベースのミントジュレップが期間中10万杯も飲まれる。
つくり方はいたって簡単で、やる気さえあれば自宅でも手軽にできるカクテルだ。通常ミントの葉3~4枚、砂糖1~2tsp.(ティースプーン)、ミネラルウォーター(10~30ml)またはソーダ水をグラスに入れ、ミントの葉を潰しながら砂糖を溶かす。クラッシュド・アイスを詰めてウイスキーを60mlほど注ぎ、グラスの表面に霜がつくまでよくステアする。
石垣氏の山崎10年をベースにした一杯の特長は、砂糖に高級和菓子に用いられる和三盆(わさんぼん)糖(1tsp.)を使用して和風のアレンジをほどこすところにある。あくまでジャパニーズシングルモルトウイスキーを意識した香味づくりを心がけている。こういう細やかな配慮が即興でできるところが彼の素晴らしさ。ミントも通常よりも多く使い(10枚)、より爽快さを満喫できる。
どうか『石の華』で石垣氏の山崎ベースのカクテルを堪能していただきたい。
「第36回渋谷『バー石の華』、名店の予感」の記事もどうぞ。
石の華/東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビルB1F/
03-5485-8405/18:00~2:00/日祝休
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