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ウイスキー&バー/バーで気をつけたいマナー

31回 クリスマス、バーでの美しい飲み方(2ページ目)

世の中、政治に経済すべてに重苦しい。こんな世相は女性に明るく愉しんでいただいて社会を元気にするしかない。周囲の状況に過敏に反応する男たちは役に立たない。今年のクリスマスは女性のものだ。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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おすすめはジャックローズ

クリスマスはこんなカウンターでしっとりとした夜をどうぞ
クリスマスはこんなカウンターでしっとりとした夜をどうぞ
ある程度酒を嗜む女性には、ジャックローズというカクテルをすすめる。リンゴのブランデー、カルバドスにライムジュースやグレナデンを使ったもの。ワインが好きな女性ならばすんなりと受け入れられるカクテルだと思う。いまの時期ならば、まだフレッシュのザクロを使ったジャックローズを出すバーもあるんじゃないだろうか。
食後に胃をすっきりさせたい時には最高で、またバーテンダーによって味わいの幅が広いカクテルである。いろんなバーでの飲み比べも愉しめる。というのはカルバドスを利かせるか、グレナデンを利かせるかで飲み口がかなり違う。
わたしはブランデーサワー的な感覚を好むのだが、味覚は人それぞれ。何軒かのバーに行き、自分の好みの味わいを見つけるといい。
そして詳しいレシピはバーテンダーに聞いてみるといい。初めての店では、こうした会話から親近感が生まれる。バーテンダーと、どう接したらいいのかなんて悩まなくていい。
カクテルに詳しくないのならば、とりあえずジャックローズについて教えてもらい、そこで「この次に飲むカクテルは、どんなものがいいでしょうか」と聞くのだ。もちろんジャックローズを2杯つづけてもおかしくない。それはそれでバーテンダーも喜ぶ。
 

最後に試して欲しいウイスキー

もうひとつはウイスキー。飲み慣れないからと切り捨てないでいただきたい。
最後に一杯、ウイスキーをどうぞ。慣れない人は、こんな頼み方をバーテンダーにしてみてはどうだろう。
たとえば「まろやかな甘みを感じるウイスキー」といった漠然とした頼み方でいい。それをとりあえずストレートで嗅いでみる。ひとくち啜ってみてもいい。イケルと感じたらそのままストレートやロックにしてもらう手もある。
ちとキツイな、と感じたならばハイボールにつくり替えてもらうといい。このくらいのことは我がままでもなんでもない。バーテンダーはウイスキーファンが増えることを喜び、また熱心に接してくれる。ウイスキー&ソーダはストレートとはまた異なる貌をみせ、飲みやすい。ウイスキー入門者にはとくにおすすめする。

こうして2、3杯飲んですっと帰っていくのが粋。わたしのようにグダグダ、ダラダラ酔いをするのはバカオヤジ。この年末、ジャックローズとウイスキーのハイボールを飲んで粋に美しく酔いなさい。あっ、先にハイボールを飲んでもいいからね。ウイスキー&ソーダで口をすっきりさせてジャックローズという飲み方もある。クリスマスの夜のバーもいいもんだよ。

「男は読むな!いい女に贈る記事」シリーズも是非お読みいただきたい。

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