食前酒はオンからオフの切り換え

本題に入る前にひとつ謝らなければならない。
前々回のこのシリーズ6“幼稚な僕ちゃんが教えてくれた”で、ローソン限定の『山崎蒸溜所“仕込水”割り オン・ザ・ロック ウイスキー』(¥362/消費税別)を隠れた名品として紹介した。
だが読者の方々からちとクレームがきた。
飲んだ人は一様に「とてもおいしかった」と喜んでいただいているようだが、「酒を扱っているローソンに行っても、置いていない」との話があちらこちらで聞かれるのだ。
そこで私も自宅近辺のローソンをチェックしてみたら、5店まわって1店しか置いてなかった。なんとも悲しい。ある女性が「隠れた名品というより、もう幻じゃん」と皮肉ったが、まったくその通り。

ローソンにないのは私のせいじゃないが、紹介して期待を抱かせてしまい申し訳ない気がする。だが私の力ではどうしようもない。ここは皆さんの力でローソン全店に置いてもらうようにするしかない。
ローソンに行ったら、「置いてよ」と店員に訴えていただきたい。
そうしなければ口にしないままに終わってしまう。自然発生的なキャンペーン、口コミでの広がりを期待するしかない。是非ともお願いする。

ハイボール
ハイボール
ではバーでの食前酒と食後酒。まずはアペリティフ、食前酒から。
アペリティフを飲む行為は、心身のスウィッチを切り換える“あそびの時間”。オンからオフへの間(ま)と捉えて欲しい。
どこか行きつけとなるバーをまずはつくること。ひと月、いやふた月に1回でもいいから、恋人や友人との待ち合わせをバーにするといい。両者とも仕事帰りの場合、待ち合わせを喫茶店や、いきなりレストランなんてのは興趣がない。たまにはバーで待ち合わせよう。とくにこれからの季節、星降る街角、つまり路上で人待ちするのは野暮だよ。

食前酒には何がいいか。一般的には、食前は甘みのあるものだとその後の食事が進まなくなるので、甘みは抑えて、酸味や苦味の強いものが理想とされている。また炭酸は胃を刺激していいという。
ウイスキー好きならソーダ割り、つまりハイボール。定番、とりあえずのジン・トニックもいい。女性にはカンパリ・ソーダが昔からよく飲まれている。(次頁へつづく)