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ウイスキー&バー/ウイスキーが「分かる」人の飲み方

ウイスキーと食のマリアージュ・ベスト5(2ページ目)

シングルモルトと料理の相性ベスト5を紹介する。とはいってもこれはわたしのまったく勝手なベスト5。こんなの食べて飲んで旨かったから、皆さんも試してみてよ、である。併せて飲み方も伝える。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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食がすすむ、ソーダ・マジック

 
macallan

上:ザ・マッカラン12年水割りとベーコンステーキ/下:ラフロイグ10年とつぶ貝のガーリックソテー

ベスト3。3番目は「ザ・マッカラン12年水割りとベーコンステーキ」。
マッカラン12年の水割りは、濃厚さや甘みは穏やかになり、ストレートでは優しくマスクされていたスモーキーといった香味たちが花開く。燻されたジューシーなベーコンの旨味が、水割りで花開いた香味と上手く調和する。このスモーキー&ジューシーな味わいの余韻は心地よく、後口も悪くない。

さてわたしの勝手な第2位。「ラフロイグ10年ソーダ割りとつぶ貝のガーリックソテー」。
ラフロイグのソーダ割りを愛する人は多い。ソーダによってストレートでは感じ得なかった甘みやスモーキーさが際立ち、また別の顔を見せる。とくにスモーキーさが口中から鼻に抜ける感じはすがすがしい。コリコリとしたつぶ貝の食感とガーリックの風味の広がりを愉しみながら、このラフロイグ・ソーダを口にすると面白い。ラフロイグ・ソーダがガーリック風味をやさしく抱きしめて、消し去るとまではいわないが鎮めてしまうのだ。すると口中がリフレッシュされ、また食がすすむ。これってソーダ・マジックなんだよな。
 

白州ソーダのマジカル・テイスト

 
hakushu

白州10年ソーダ割りと姫鯛の香草焼き(写真3点とも/川田雅宏)

ベスト5の最後、わたしの1番おすすめ。「白州10年ソーダ割りと姫鯛の香草焼き」。
わたしはシングルモルトを食中酒として愉しむ場合、白州10年のソーダ割りを好んで飲んでいる。柔らかい温かみのある甘みとほのかなスモーキーさ、そして白州特有の新緑のような香りが爽やかだ。森の澄んだ香味を想わせる白州10年ソーダと姫鯛の香草焼きの相性は抜群。淡白ながら燻した香ばしいさ、そしてローズマリーの香りを繊細に纏った姫鯛に、ソーダ割りがすっきりと溶け込む。この組み合わせはグビグビいける。

白州10年のソーダ割りはオールマイティで、実はベスト5のすべてと相性がいい。燻香やガーリックといった特長的な香味とバランス良く調和する。ラフロイグでソーダ・マジックと表現したが、白州のソーダ割りはもっともマジカルといえる。だから1番のおすすめにした。

おすすめINDEX『ウイスキーと料理』もご覧いただきたい。
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