2/2 東小金井『なんでや』のハイボール [ウイスキー＆バー] All About

素敵な女性の素揚げ

ハイボールのあてに、まずは冷奴。200円。安い。
メニューを見ると、冷やしトマトやいかゲソわさびなど、200円ものがずらり。私の好物のあじフライなんて180円だもんね。
高いのは何だろうと探すと、お刺身たくさんのサラダ、海鮮サラダの1,500円。ほとんどが200円ぐらいから600円の間に収まっている。いか刺380円、トロサーモンやまぐろの刺身580円、いや、いや、嬉しいではないか。

上／串揚げを揚げていたお美人ちゃん。下／沖縄のソーキそばを使った焼きそば（600円）。ボリューム満点でかなりイケる。

ところでだ。ハイボールを飲みながら、目の前が気になる。私につづいて入店した、仕事仲間と思えるカップルが串揚げの盛り合わせ（5本580円）を頼んだのだが、目の前でそれを揚げている女性が可愛らしいというか、キャップの似合うなかなかのお美人ちゃん。
気になってしょうがなく、串揚げの盛り合わせを頼んじまった。ところが正解。揚げたてのシイタケを頬張りながら、ハイボールを飲む旨さったらない。

思わず、旨い、と声を発したら、キャップの下の口元がほころんで「ありがとうございます」との返答。おじさんは嬉しくなって、会話したくて、「お腹が空いてるんだけど、ここのおすすめは」と聞いた。すると「ソース焼きそばは、いかがですか。人気ありますよ」ときた。もう、素直に従っちゃえ、だ。

これが絶品。麺は、沖縄のソーキそばを使っていて、具だくさん。かなりいける味。ただね、これはひとりで食べるのはちと苦しい。600円で極めてリーズナブルなんだけど、量が多い。ふたり、3人でいただくのがよろしい。

にっぽんの酒場は優秀だ

店はかなり大箱。100人以上は収容できるだろう。壁には酒のレトロなポスターがたくさん貼ってあって、きわめて大衆的な肩の凝らないよさがある。
イケメンの爽やかな店長、宮崎威一郎氏とも仲良くなった。早い時間は帰宅途中の会社員、遅くは大学生たちで賑わうという。近くに法政大学や東京農工大などがあるらしい。彼はそんなことを丁寧に教えてくれた。

ウイスキーハイボールが、気軽に飲める店がたくさんあるニッポン。政治家は使えなくても、酒場は優秀だ、と小金井で実感した。