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ウイスキー&バー/男は読むな!いい女に贈る記事

22回女性のためにバーの真の効用を教えよう(2ページ目)

『「孤独」のちから』という本を紹介する。この本の中に、深い心の交流をするならバーカウンター、と書かれた項がある。私は膝を打った。女性よ、バーへ、と語りつづける私を勇気づける一冊。まずは記事を読め!

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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女性の手
カウンターで並んで座ることは、同じ空間を共有しつつもひとりでいる状態。これが深い心の会話がしやすい環境だという
どうしてカウンター席がいいのか。諸富氏はこう書いていらっしゃる。
要約すると、テーブル席で向かい合うのと、カウンター席で同じ方向を向き、同じ景色を見ながら語り合うのとでは意識が違う。お互い前を向いたまま、時折チラと視線を合わせる。これは他者と、同じ時、同じ空間を共有していながらも、ひとりでいる状態といえる。相手と会話しながらも、自分と向かい合って話しができる、深い心の会話がなされやすい状態にある。
これによって思いを語り合い聴き合うことができるらしい。諸富氏は恋人や夫婦もこの関係がよくて、しっかり向き合う関係が必ずしもいい関係とは限らない、とも述べておられる。
 

カウンターにはウイスキー

ね、なるほどでしょ。私は「そうだ、そうだ、たしかに」と大声で叫びたくなった。そしてカウンターを守るバーテンダーにもこの本を読んで欲しくなった。
 
ひとり
カウンターにはやっぱりウイスキー。私は今夜もひとり酒
諸富氏の内容に、カウンセラーでもない私が付け加えるのは何だが、カウンターにはウイスキーである。長い年月、樽で熟成した酒だけが持つ懐の深さが、心身をリラックスさせる。自分というものを意識させる。
量をたくさん飲む必要はない。薄い水割りでも構わない。いいウイスキーは水で延ばしても芯が崩れることがない。ちょっと背伸びする非日常。この時間が私は大切だと思う。

諸富氏の“カウンター席で「ひとり」を練習する”は是非読んでいただきたい。他に“香りや置物で心のモードを変える”“ひとりで入れるカフェを見つける”“近くのシティ・ホテルに泊まる”“デッドスペースを探そう”なんて項がある。
非常にわかりやすい文章で、肩が凝らない。気軽に読める本だ。バッグの中に入れて、電車の中でどうぞ、とすすめる。

前回の同シリーズ21回 女のひとり酒のススメ』もご一読いただきたい。
 

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23回 父の日に贈りたいウイスキー
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