ウイスキーやバーのイメージは十人十色

男は読むな!シリーズの読者のために、今回は『女のひとり酒のススメ』について書く。きっかけはこの12月に発行されたサントリー『クォータリー』誌79号の中にあった。この号の特集は“ウイスキー新時代。シングルモルトのチカラ”というものだが、三つほど興味深いコラムがあり、そこから今回の記事を思い立った。

ひとつは橋口いくよ氏の“ウイスキーが飴色空気をつれてきた”。
いきなり、ウイスキーを「スナック専用酒だと思っていた」といった一文が目に入り、驚愕してしまい一気に読んでしまった。その後の展開については触れないが、ウイスキー&バーというサイトのガイドという立場の私にはなんとも新鮮だった。
そうだよな。人それぞれにイメージは異なり、とくに飲み慣れていない人は十人十色だろう。数少ない実体験の中でイメージはできあがっちゃうのは仕方ない。

ふたつ目は大沢在昌氏の“修業の場”。
大沢氏は仕事場でひとりで飲むそうだ。「趣のある店でひとり酒など、ついぞしたことがない」(抜粋)ようで、人恋しくなると、おネエさまのいる店に行くらしい。
「紳士淑女であることを常に心がけ、そんな自分を演じるのが、私にとってバーである」(抜粋)とあり、「しんどいのう」と書かれている。
プロフィールを見ると、大沢氏は私より2歳年長。このコラムの文章は意外であり、同年代の酒飲みでも、ウイスキーを飲む場は大きく異なることを知った。

だからね、「ウイスキーを飲むきっかけがない」とか、「バーにひとりで行ってみたいんだけど」といった質問をくださる女性読者の皆さん、安心しなさい。あなたたちだけがウイスキーやバーを知らない訳ではないのだ。

 

ひとりで挑戦してみたいことは何?

で、三つ目が本題。日経ウーマンの編集長・野村浩子氏の話をもとにしたインタビュー・コラム“ほんの少しの背伸びが、女を磨く”がとくに面白かった。
日経ウーマンの調査において、「ひとりで挑戦してみたいことは何ですか?」の回答で、“外でひとり酒”が上位にランクされたという。
野村氏は、ひとりで過ごす時間を大切にしたいという強い思いがあり、ひとりの時間は大人の女性にとって自分を育むためになくてはならない時間となっている、と説く。(次頁へつづく)