和菓子/甘味処

大森で出会った宝石箱 「菓子の記録帖」(3ページ目)

大森で出会った「菓子の記録帖」。日本各地から集められた「後世に残したい日本の菓子」が1つ1つ大切に並べられた店内は、まるでお菓子の宝箱! 店内のお菓子は全て、心地良い喫茶スペースで頂くこともできます。

原 亜樹子

執筆者:原 亜樹子

和菓子ガイド

「菓子の記録帖」から受け取ったメッセージ

愛香菓
「愛香菓」
(金沢・浦田甘陽堂)
もちろんここに並ぶお菓子だけが「後世に残したい日本の菓子」ではなく、「菓子の記録帖」を通じて伝えたいメッセージもそういうことではないのだと思います。

ここの目的は、日本各地にはたくさんの魅力的なお菓子があるということを出来るだけ多くの方に知ってもらうこと。それは和菓子を大切に思う方を増やすことへと繋がっていくと思うのです。和菓子の未来を明るく照らす、とても素敵な試みだと思います。

彩紋
「彩紋」
(松江・彩雲堂)
私も微力ながら文章を通じて、皆さんの日常に和菓子をお届けしていきたいと思います。美味しい和菓子がこれ以上消えていかないよう、和菓子が出来るだけ多くの方の「毎日の習慣」になりますように。

■ お店のお菓子、一例 ■

年に5~6回入れ替わるという店内のお菓子。そのためあくまでも一例となりますが、今までお店に並んだもの、並んでいるものをいくつか記しておきます。

・「淡雪」(佐賀、唐津・池田屋菓子舗)
・「杏ぐらっせ」(小布施・山屋天平堂)
・「沖の石」(六本木・麻布青野総本舗)
・「永井久慈良餅」(青森・永井久慈良餅店)
・「栗ふくませ」(茗荷谷・一幸庵)
・「くるみそば」(長野・信濃路うさぎや)
・「霜ばしら」(仙台・九重本舗 玉澤)
・「千歳くるみ」(石川・彩霞堂)
・「松島こうれん」(宮城・紅蓮屋心月庵)
・「日の出前」(島根・三英堂)
・「紫一味」(長野・かどや本店)
・「和歌浦せんべい」(和歌山・総本家駿河屋)

<店データ>
■菓子の記録帖
(※麻布十番へ移転のため、2008年8月11日閉店。)
「豆源&菓子の記録帖」2008年9月3日オープン
所在地:東京都大田区山王2-7-2
TEL:03-3774-3389
営業時間:11:00~18:30(喫茶L.O.18:00)
定休日: お盆及び年末年始
JR大森駅北口より徒歩約5分
地図:Yahoo!地図情報

◇予算:
【店内】
「お茶とお菓子のセット」700円~1,300円程度
(お菓子のみ、お茶のみの注文は不可)
※お菓子の追加注文は1個100円~700円程度
※抹茶は料金+200円

【持ち帰り菓子一例】※お菓子は年5~6回入れ替え
「本ノ字饅頭」(和歌山・総本家駿河屋)
15個入3,150円(注文後クール便で直送)
「花邑(かゆう)」(浜松・巌邑堂)1箱850円
「彩紋」(松江・彩雲堂)1箱735円
「愛香菓」(金沢・浦田甘陽堂)18個入1,407円


【その他和菓子記事】
「豆源&菓子の記録帖」2008年9月3日オープン
キリッと江戸風「秋色庵 大坂家」(三田)
【お菓子レシピ】
とろ~り濃厚!「塩桜あんアイスクリーム」
しっとりもちっ!「抹茶と桜の蒸しケーキ」
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます