「選・和菓子職」作り手の顔を表舞台へ！(3ページ目)

第１回「選・和菓子職」認定者決定

認定者表彰

長い１日の終わりに第１回目の認定者として表彰されたのは「優秀和菓子職」19名と「青年優秀和菓子職」４名です。前者にはピンバッジ、エンブレム付ユニフォーム、盾が、後者にはピンバッチのみが授与されました。
（以下50音順、敬称略）

◎優秀和菓子職19名◎
【茨城県】丸山　卯
【群馬県】小倉　章弘
【埼玉県】小菅　弘、　高(※)槗　功典、　豊田　健
【千葉県】星野　宏紀
【東京都】岩佐　洋一、　大澤　忍、　金子　潤、　小林　紀夫、　
菅野　泉、　高(※)澤　勉、　長谷川　献、　皆川　典雅
【神奈川県】大粒来　崇、　杉(※)山　勝
【山梨県】安藤　耕一
【京都府】神田　さとみ
【島根県】光田　隆一
（※）実際は旧字体

◎青年優秀和菓子職４名◎
【埼玉県】紺野　幸恵
【東京都】植松　美幸、　岩野　奈津子
【三重県】石垣　安貴
◆（以上、認定者氏名07年9月13日追記）

受験者の中には女性の姿も多く見られ、「青年優秀和菓子職」部門では認定者全員が女性。男性社会というイメージが大きかった和菓子作りの世界が変わろうとしていることを、肌で感じました。

「優秀和菓子職」認定者に授与 エンブレム付ユニフォーム

今までは「自分は表に出なくても良い」と考える方が多かった世界。「（青年）優秀和菓子職」の方々が和菓子業界内だけでなく多くの方に認知され、親しまれるためには「控えめの美徳」の考え方も少しずつ変わっていく必要があるかもしれません。

贈呈されたピンバッチ

認定者は「優秀和菓子職会」会員となり、技術振興や和菓子職の地位向上に協力する予定とのことなので、これからが楽しみです。この認定制度により、和菓子職という職業に憧れを抱く方が増えることを、そして和菓子が今よりさらに愛され、大切にされることを願っています。

（初回記事掲載日；2007年8月30日）

《「選・和菓子職」（第１回開催概要）》
◆応募資格：和菓子製造に携わる者
◆部門：
「優秀和菓子職」部門
「青年優秀和菓子職」部門（満28歳未満）
◆第１次審査：平成19年7月20日（提出審査）
◆第２次審査：平成19年8月28日（実技審査）
◆賞：
「優秀和菓子職」に認定
（副賞；ピンバッジ、エンブレム付ユニフォーム、盾）
「青年優秀和菓子職」に認定
（副賞；ピンバッジ）
◆審査員：全国和菓子協会および全国菓子研究団体連合会が推薦する審査員約20名
◆主催：全国和菓子協会
◆共催：全国菓子研究団体連合会（日本菓子協会東和会、名和会、大阪二六会、新潟東和会、日本菓業振興会、滋賀二六会、松江松和会）・和菓子振興会

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