ジョギング・マラソン/ジョギング・マラソン関連情報

紅葉をめでるトレイルランコース関東厳選5(4ページ目)

里山の紅葉が間もなくやってきます。澄んだ青空に真っ赤なカエデや雑木林のさまざまな紅葉黄葉。葉の一枚一枚が個性的な表情を見せています。そんな紅葉をたずねて里山のトレイルランニングをどうぞ。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

トレイルランコース3 顔振峠~黒山三滝(温泉)

日本武尊が東征の折、景色に見とれて顔を振り振り歩いたと伝えられる顔振(こうぶり)峠。修験の場でもある黒山三滝へのコースを走ろう。黒山三滝には日帰り入浴が出来る鉱泉もある。

西武鉄道秩父線を東吾野で下車。まず奥武蔵の桃源郷とうたわれるユガテを目指す。小春日和なら本当にのんびりして、時間の進行が遅くなっているのではないかと思うようなたたずまいだ。

奥武蔵グリーンラインに上がって顔振峠へ向かう。エビガ坂峠経由で車道に平行しているトレイルコースもあるのでどちらでも。トレイルは道を間違えやすいので、グループの時は車道を使うほうが安全。

顔振峠には茶店が何軒もあるので、週末や祝日ならここで飲み物や食事を摂ることもできる。茶店の脇を上がっていけば顔振峠のピークに立てる。外秩父から関東の北部方面の展望が広がっている。奥武蔵はスギやヒノキの植林が多く広い紅葉エリアが少ないのだが、この山頂部や対面する山並みは雑木が多くて紅葉が見られる。

車道に戻り先へ進もう。15分ほどで右の植林対へ入っていく道があり、これをたどれば私のハンドルネーム(おづぬ)の元祖である役行者像を経て黒山三滝に至る。役行者像が座している周囲には大きなカエデが茂っており、紅葉が見事だ。

わかりやすいルートはさらに数分行った傘杉峠から下る道。黒山三滝のすぐ近くに下り、そこからは10分もかからず黒山鉱泉街に出られる。バスもあるが、元気が残っていれば桂木峠を超えてJR八高線/東武越生線・越生駅まで走ってしまおう。1時間30分ぐらいプラスすることになる。

■データ(タイムはハイキングの標準タイム)
西武鉄道秩父線・東吾野駅―50分―ユガテ―80分―一本杉峠―30分―越上山―30分―顔振峠―30分―傘杉峠―55分―黒山三滝―15分―黒山―バス25分―JR八高線/東武越生線・越生駅 計4時間50分(ランニングを取り入れた場合約3時間20分程度)
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