紅葉をめでるトレイルランコース関東厳選5(3ページ目)

トレイルランコース2　高尾山

どこからでも富士山を展望。この写真は城山から

モミジ平　その名に違わぬ見事なモミジ

都心から1時間程度で山懐に入れる大都市は世界でも珍しく、在日外国人にも人気があり、クロスカントリーのトレーニングを行う実業団、大学のランナーも入り乱れる都民の裏庭。しかし、山頂からの展望はお見事。富士山と東京と両方を展望できる。尾根道にもトイレ設備あり。

高尾山は樹相が豊かで、秋の紅葉、春にはサクラ、初夏には新緑と季節季節の自然の彩りを見せてくれる。高尾山には自然観察コースが何本も麓と山頂を結んでいる。山頂の薬王院や奥の院の参拝もするなら、「高尾山の森コース」、静けさを味わうなら「森と水コース」、早く尾根に上って尾根道を走りたいなら「稲荷山コース」といったところだ。ランナーとしては、リフトやケーブルカーには目もくれぬように。

京王線・高尾山口駅がスタートになるが、着替えをロッカーに預けて回遊コースを走りたいときには、JRまたは京王線の高尾駅を起点にするといい。

大見晴台で東京方面、富士山展望を満喫し、坂をすこし下ればモミジ台。都心からの近さでいったら屈指の紅葉の名所だ。陸上部のトレーニングでは、この先尾根道を陣馬山まで往復するのが定番のようだが、入門編としては景信山あたりまでの往復が無難なところか。回遊コースなら景信山から小仏経由高尾駅まで旧甲州街道の里を走る。

■データ（タイムはハイキングの標準タイム）
JR／京王線・高尾駅―110分―高尾山大展望台―60分―城山―20分―小仏峠―40分―景信山―40分―小仏―45分―JR／京王線・高尾駅　計5時間15分（ランニングを取り入れた場合約3時間30分程度）