セージ(セイジ)
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ハーブ系の代表”セージ” |
シソ科の低木
花と葉を蒸留して採油
ヤクヨウサルビアという和名をもつセージ。地中海沿岸原産で、古くから「不老長寿」の薬として知られています。「サルビア」というのは「救う」とか「治療力がある」という意味のラテン語(salvere)から派生したといいます。家庭の万能薬として、多くの家庭の庭に植えられてきました。
映画『卒業』で大人気をはくした「スカボロフェア」という曲。いわずれと知れた、サイモン&ガーファンクルの楽曲で、これに登場するのがセージです。もっとも代表的なハーブとして、ローズマリー、パセリ、タイム…と一緒に何度も繰り返し歌われます。
料理では、肉のにおい消しをはじめ、チーズやソース類のにもよく使われます。セージの葉をワインやオイルにつけこんだハーブワイン、ハーブオイルなどもよく知られています。
セージのアロマ効果
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前向きになりたいときにはセージを! |
- 気分のリフレッシュに
疲労や落ち込みを感じたときは、セージの香りを使いましょう。気持ちを前向きにし、プラス思考をサポートします。ブレンドして使うのがオススメ。
※ブレンドの種類は、下のガイドからのひとこと提案をご覧下さい。
- 生理のトラブルに
女性ホルモン(エストロゲン)のような働きをするともいわれます。生理不順、更年期障害にも。キャリアオイルに薄めてトリートメントに使うこともできます。
- 消化器系のトラブルに
消化を促進します。食欲不振にも。夏バテなどにはコットンに1滴として、お部屋に置いておくのも良いでしょう。
■ ガイドからひとこと提案
作用が強いので、芳香用に使うのがオススメ。アロマランプに数滴落として、香りを楽しみましょう。レモンや、ラベンダーやゼラニウム、などとのブレンドはいかでしょうか。不安が強いときはネロリと。
■ 取り扱い注意
- 比較的、刺激のあるエッセンシャルオイルです。妊婦さんは使用しないよういわれます。わたしもオススメしません。
- クラリセージ(オニサルビア)の精油とは、違うものです。注意事項なども変わってくるので、お間違いなく!
参考文献
『ハーブ事典ハーブを知りつくすAtoZ』レスリー・ブレムネス著 樋口あやこ訳(文化出版局)
『アロマテラピーのための84の精油』ワンダーセラー著 高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)