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映画 新着記事一覧(51ページ目)
反骨精神溢れる岡本ワールド全開の快作
魅力に挙げられるのは作品の世界観の面白さ。日本国の右傾化に異議を唱える戦中派の老人達が、東京のど真ん中に独立国を作り、そこで巻き起こる騒動を、社会への様々な風刺を交えてエネルギッシュかつ荒唐無稽に描きます。また、豪華な一流俳優陣が岡本ワールド全開の世界観を盛り立てます。
口コミでおすすめのコメディ映画(邦画)投稿記事悲しみに暮れる葬式をユーモアたっぷりに描いた作品
お葬式を出す過程での人間の愚かさと滑稽さを、ユーモアと皮肉たっぷりに描いた作品。本来ならば悲しみに暮れるであろう儀式を、ある種のブラックユーモアを持ちながら、デフォルメしています。監督の凄い点は面白おかしく描きながら、最後はきちんと死者哀悼の気持ちを描いていること。不思議と奥深い作品に仕上がっています。
口コミでおすすめのコメディ映画(邦画)投稿記事住民から疎外される、いとこのふたり「さらば箱船」
この映画は、いとこ同士の捨吉とスエの恋愛も描かれていますが、それより村における二人の立場が重点的に描かれています。禁断的ともいえる関係の中で、住民から疎外され、時には嫌がらせもされる。村人に対して自己を主張するというよりも、それを黙って受け入れるふたり……。この映画は難解ですが、死を前にした寺山修司独特の世界観を見ることが出来ます。
口コミでおすすめの恋愛映画(邦画)投稿記事70年代末の映画界の状況を反映した時代劇「影武者」
戦国武将・武田信玄の影武者となった盗人が奇妙な才覚を発揮して敵も味方も欺いていく姿を描きます。黒澤監督は合戦シーンを正面からは描かず、人間ドラマの方に重きを置きました。また、この映画は、70年代末から80年代初頭にかけての映画界の状況や、関係者のそれぞれの立場を内包し、反映しているとも言えます。
口コミでおすすめの戦争・歴史映画(邦画)投稿記事敗戦の傷を抱えながらも野球を通して希望を見いだす
野球という子供達にとって初めてのスポーツを通して戦後の新しい社会を生きていくというストーリー。これはただの子供たちのスポーツ映画ではありません。どちらかというと敗戦による大人達の傷にも焦点をあてて描いています。誰もが敗戦による空虚感や脱力感を抱えながらも、希望を見いだせるような作品です。
口コミでおすすめのスポーツ映画(邦画)投稿記事モノクロで昭和30年代初頭を再現「泥の河」
昭和30年代初頭の大阪を舞台に、川べりの食堂に住む少年と、対岸に繋がれた廓舟の姉弟との出会いと別れを描きます。この映画は、直接戦争を描いたものではありませんが、形の違う反戦映画だとも言えるのです。製作当時はすでに珍しいものになっていたモノクロフィルムで撮られ、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされたことも、大きな出来事でした。
口コミでおすすめの文芸映画(邦画)投稿記事マックィーンが魅せる最後の雄姿「ハンター」
今作はスティーブ・マックィーンの遺作です。撮影中、すでにがんに侵されていた彼の動きに往年の切れはなく、そこまで見せなくとも……と思うのですが、ここに彼の一流のメッセージが込められているのです。アクションスターとしての最後の意地を示すため、病と闘いながら撮影した彼の役者根性に胸を打たれます。
口コミでおすすめのアクション映画(洋画)投稿記事いつまでも子供心や遊び心を忘れずに「ビッグ」
大人になりたいと願う12歳の少年ジョシュが、体だけが大人になって……というトム・ハンクス主演の傑作ハートウォームコメディです。初めはあり得ない状況に戸惑いますが、子供らしい自由な発想で大活躍を見せます。子供心や遊び心を忘れずにということが、この映画のテーマです。
口コミでおすすめのコメディ映画(洋画)投稿記事皆と同じでいたい願望のおかしさと哀しさを描いた名作
どんな環境でも周囲に同化し変身できる、極度の臆病者の主人公ゼリグ。本作の魅力はその設定と構成です。作品全体を通して、皆と同じでありたい、嫌われたくないと感じる人の性が持つおかしさと哀しさの両面が描き出されています。
口コミでおすすめのコメディ映画(洋画)投稿記事ロマンチックな時間旅行を 「ある日どこかで」
クリストファー・リーブ演じる作家が、昔の女優に恋をして1980年から1912年へと時間旅行をするロマンチックな映画です。公開時にはあまりヒットしませんでしたが、その後徐々にカルト的な人気を得ていった不思議な映画です。1912年当時の衣装、舞台となったグランドホテルがクラシカルな雰囲気を盛り上げます。
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