水
水やりのコツを掴むには時間がかかる?
植物への水やりについては、これまでにも【基本なのに難しい 水遣りを制する!】【水のチカラで、庭に「涼」を演出する】、ガーデニングビギナーズレッスンVol.7【植物の健康管理について考えよう】といったガイド記事でもご紹介してきましたが、俗に「水やり3年(5年とも)」と言われるくらいにコツを掴むのに時間がかかるものです。
とりわけ鉢植えでは、この水やりの仕方で植物の生死をわける場合もあります。
今回は、そんな「水やり」でついやってしまいがちな失敗を、「べからず集」としてまとめましたのでご紹介します。

水やりの「三大べからず」

ジョウロ
何気なく、こんな水やりしていない?
水やりの仕方は、「鉢土が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと」が基本であることは、これまでのガイド記事でも再三ご紹介してきました。 なので、「今さら?」とか「ちゃんと基本どおりにやってるよ」と思われる方もいらっしゃることでしょう。でも、その普段の水やりで、こんなことをしてはいませんか?
  1. いきなり
  2. ためる
  3. ちょいやり
実は、これが水やりの「三大べからず」だったんです。
次項から、その理由を一つずつ詳しくみていきましょう。

「いきなり」やるべからず

ホース
ホースの中の水も高温に
炎天下の続く夏、鉢土はすぐにカラカラになってしまいますよね。朝夕と2回水やりが必要なこともあります。鉢植えが多いお宅では、ジョウロで何度も往復するよりも効率的と、散水ホースで一気に済ませることもあるのではないでしょうか。 でも、蛇口をひねって「いきなり水をやるべからず!」ですよ。 実は、ここに意外な落とし穴が潜んでいるのです。

夏の日光にさらされたホースは、意外と熱くなっているもの。ホース内部に前に使ったときの水が残っていると、その水も熱せられています。このままの状態で蛇口をひねって「いきなり」植物に水をかけると、ホースから最初に出てくるのは「お湯?!」ということになりかねないのです。

また最近の散水ノズルは、ジョウロ、スプレー、ストレートなど散水パターンが切り替えられる便利なものが主流になっています。奥さんが植物に水をやる前に、そのホースを使ってご主人がガレージで洗車していたとしたら……。鉢植えに向けていきなり高圧な水が噴射されてしまうことになるかもしれませんよね。水の勢いが強すぎると土が跳ね返って葉裏につき、そこから病気が発生することもありますから注意が必要です。

水やりは「いきなり」ではなく、ホースを使う場合は手元で水の温度と勢いを確認してから行いましょう。葉の汚れを落とすために頭から水をかける場合も、手に水を当ててみて、当たりの柔らかいノズルパターンを使用します。 なお、ジョウロに汲み置かれた水もかなり温まっていることがあるので、夏場は指を入れてみるなど温度チェックをしてから水やりすると安心です。