≪ INDEX ≫
◆自然農薬とは
◆自然農薬の作りかたと注意点
  保存の注意点
  使用の注意点
◆よく知られている自然農薬
  そのまま使える自然農薬
  希釈するだけで使える自然農薬
  自分で作る自然農薬

自然農薬とは

馬酔木
馬酔木の名は、馬が食べると酔ったようになることからと言われる有毒植物。葉を煎じて害虫駆除に使う
自然農薬とは化学合成された薬品ではなく、ハーブ等の植物エキス、木酢液、竹酢液など自然素材で作った農薬のことです。
病害虫を防ぐ物から植物を元気にしてくれるものなど、コンパニオン・プランツと共に古くから試みられている方法で、経験と観察を積み重ねて伝えられてきた漢方薬や民間薬のようなものと言えるでしょう。

市販の化学農薬は確かに効き目がありますが、病害虫もそれに対する耐性や抵抗性・免疫をつけ、同じ薬品を使い続けるとだんだん効きにくくなってきます。
一方、自然農薬は市販の農薬のような劇的な効果はありませんが、耐性・抵抗性はつかず、病害虫が付きにくくなっていくと言われています。
また化学農薬の使用では残留農薬が懸念されますが、その点自然農薬は時間の経過と共に分解されて植物や土に吸収されていくので、環境にも優しいと言えるでしょう。
完全無農薬とまではいかなくても、減農薬の一助として試してみる価値はあると思います。


自然農薬の作りかたと注意点

牛乳
飲み残しの牛乳も自然農薬に
自然農薬の作りかたには、水で煮出す、酢に漬ける、アルコールに漬けるといった方法があります。
牛乳、木酢液、竹酢液といったものは、そのままか水で希釈するだけで使用できます。

【保存の注意点】
自然農薬には保存料など入っていませんから、そのぶん保存期間は短くなります。
水煮の場合は冷蔵庫で2~3ヶ月、酢漬けの場合は冷暗所で2年くらい、アルコール漬けの場合は冷暗所で2~3年くらいが限度です。
一度希釈したものは保存に向きません。その都度、必要な分だけ希釈して使いましょう。
ニンニク液とトウガラシ液のように、薬液を混ぜて使うこともできますが、これも必要な分だけ、その都度混ぜて使用しましょう。
また、保存の際はお子さんなどが誤って口にする事が無いよう、わかりやすいラベルを張るなど、充分に気をつけてください。

【使用の注意点】
自然農薬だからといって、安全とは限りません。
安易に扱わず、化学農薬を使うときと同様にマスクや手袋、ゴーグルなどを着用し、誤って目に入ったり、吸い込んだりすることがないように注意しましょう。

散布の際は、病害虫が住みつきやすい葉裏を重点的に、滴る程度にたっぷりと行ないます。
日が翳り始める、夕方に散布すると良いでしょう。
市販の化学農薬と違い、自然農薬の効果は一週間くらいです。
濃い薬液を使うと薬焼けすることもありますから、薄めに希釈したものをこまめに散布すると効果的です。

次ページでは、よく知られている自然農薬についてお話します>>次ページへ