口から火を噴く辛さ!? 四川火鍋
真ん中に仕切りがついた火鍋用の鍋は鴛鴦鍋と呼ばれる©chineko |
火鍋には羊肉が定番©chineko |
そのひとつは、麻辣湯(マーラータン)と呼ばれる唐辛子を大量に入れた辛いスープ。もうひとつは豚骨などで出汁をとった優しい味わいの白いスープ、白湯(パイタン)です。麻辣湯には漢方薬や香辛料もたくさん入っているため、健康にもよいといわれています。地元の人のなかには、白湯はなしで麻辣湯のみを楽しむ人もいますが、2種類頼んだ方が安心。羊肉や豚肉、ソーセージや野菜など、好みの具でいただきます。
※四川火鍋の老舗といえばココ
皇城老妈(琴台店 ※成都金沙店もアリ)
- 所在地:成都市琴台路106号
- TEL:028-8614-8510
まだイケる? チャレンジしたい四川料理
辣子鶏(左)と口水鶏(右)©タムタムの世界の中華料理情報 |
激辛料理、まだまだあります。見た目にインパクトが強いのが「辣子鶏」(ラーズージー)は、鶏肉の唐辛子炒め。とにかく使っている唐辛子の量が半端なく多い! ただ唐辛子をさけて食べれば鶏肉自体の辛さはそれほどでもなく、爽快な香りでビールも進みます。また、四川風のゆで鶏「口水鶏」(コウシュイジー)は、日本語にすれば「よだれ鶏」。よだれが出るほど美味しいから、こう呼ばれるのだそう。このほかにも日本で人気の「坦々麺」も四川の名物ですね。
いずれにしても四川料理は単に辛いだけではなく、その奥にある複雑な旨味や香りがポイント。ぜひ汗をかきながら、じっくり味わってみてください。
※昨年5月に発生した四川大地震の影響ですが、すでにほとんどの観光地で観光客の受け入れを再開しています。