グルメ・各国料理(海外)/アジア・アメリカ美食旅プラン

チャレンジ精神と舌を刺激する激辛四川料理(2ページ目)

世界三大料理のひとつに数えられる中国料理。なかでもパンダの故郷、四川省は激辛の四川料理でおなじみ。もちろん、むやみやたらに辛いだけではなく、辛さの奥には複雑な旨味が隠れています。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

日本のモノとは違う! 本場の麻婆豆腐

陳麻婆豆腐
唐辛子と花椒をたっぷり使った本場の麻婆豆腐©chineko

ビール
冷たいビールに良く合う麻婆豆腐
四川料理の代表格といえば、やはり麻婆豆腐。いまや日本の家庭でもおなじみの味ですが、あれはかなりマイルドにされた日本風のものです。

本場の麻婆豆腐は、まず見た目が違います。赤黒いスープは見るからに辛そう。一口食べてみると、今度はその辛さに驚きます。花椒(ホワジャオ/中国山椒)の刺激もかなり強く、華やかな香りです。

本場では「陳麻婆豆腐」といわれ、これは1862年に陳富文氏の奥さん(つまり陳さん)が考案したのが名の由来。陳さんの顔にはあばた(麻はアバタの意味)があったので、「あばたのある陳婆さんの豆腐」という意味で、陳麻婆豆腐と名がついたのです。

ちなみに麻婆豆腐に限らず、四川料理全般に言えることですが、辛い料理で舌がピリピリしているときは、熱いお茶や熱燗の紹興酒はさらに刺激を増大させるので避けたほうが無難。ただ本当に辛い場合は、冷たい水ですら辛さを口中に広げる結果になるのですが……。

※麻婆豆腐の本家本元といえばココ
陈麻婆豆腐店
  • 所在地:四川省成都市西玉龍街197号
  • TEL:028-8662-7005
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます