グルメ・各国料理(海外)/ヨーロッパ・アフリカ美食旅プラン

懐かしい幸福を運ぶ、ポルトガルのお菓子(4ページ目)

カステラやエッグタルトの元祖をはじめ、数え切れないほどのスイーツが溢れる天国、ポルトガル。素朴で気取らない味のポルトガルのお菓子は、心をふわりと温めてくれます。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

必ず食べたい! ケイジャータ&トラヴセイロ

ケイジャータ&トラヴセイロ
奥の細長いお菓子がトラヴセイロ(1.1ユーロ)。手前がチーズタルトのようなケイジャーダ(0.8ユーロ)。右はパスティス・クルス・アルト(1ユーロ)

ピリキータ
黄色い壁が目印のピリキータ
シントラで絶対に訪れたいパステラリアがあります。それはピリキータ(PIRIQUITA)。小さな路地で可愛らしい佇まいをみせ、早朝から賑わう人気店。みんなのお目当てはシントラ銘菓のケイジャータ(Queijada)とトラヴセイロ(Travesseiro)です。

ケイジャータとは、チーズを使ったお菓子のこと。ポルトガルどこでも食べられますが、シントラのケイジャータは群をぬいて美味しいと評判です。チーズの匂いはほとんど感じませんが、適度な甘さと大きさで、軽く2~3個は食べられるでしょう。一方、トラヴセイロとはパイ生地のなかに甘いクリームを入れ、まわりに砂糖をまぶしたもの。砂糖がたっぷり付いているので、食べるとポロポロこぼれます。そういえば以前、ケイジャータを車内で食べて、申し訳ないくらいシートを砂糖まみれにしてしまったことがありました。テイクアウトの場合は公園や広場で大口をあけて食べることをオススメします。

<DATA>
■PIRIQUITA
  • 所在地:Rua das Padarias 1/3 2710 Sintra
  • 交通・アクセス:インフォメーションから徒歩3分
  • TEL:21-923-06-26
  • 予算:5ユーロ前後(イートインの場合)


時代と共に少しずつ変化を見せるポルトガルのデザートライフ。最近では「レストラン料理は量が多いから」と、デザートをパスする人やヘルシーなフルーツを選ぶ人も少なくありません。とはいえレストランやパステラリアの風景を見れば、日本に比べて段違いのスイーツ天国であることが実感できます。みなさんもポルトガルの甘いお菓子で心とお腹を優しく満たしてみませんか?

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